Barling Make (1926)
バーリングの1926年製(大正15年・昭和元年)メシャムラインです。
大戦後の特需に沸く米国と比較し、欧州各国は戦争の影響を強く残していたとあります。
メシャムラインは、1920年から1930年代にかけてが米国で人気を博した高級パイプです。
Kaywoodieのカタログでも、トップグレードの「Flame Grair」が$10.00ですが、メシャムラインは$12.50と上回っています。
火皿に「D.J.B」と「盾」のレリーフが彫ってあります。
ウィキペディアで調べてみると「大丈夫(Dai Jou Bu)」の略語と判明(笑)
「ディージェービー」と大丈夫のアクセントでしゃべるのがポイントだそうです。
[用例]
セコンド 「おい、モロにアッパー喰らったが大丈夫か?」
ボクサー 「DJB、DJB・・・ぐはっ!?(吐血)」
[類義語]
NP「えぬ・ぴー 」全く問題無いこと。
[用例]
A男 「なあ、ホントに30分でこれ全部食えるのか?」
B男 「NP、NPだって!カレーたったの3kgだろ?その後デザートも頼んでやるよ・・・ぐはっ!?(吐血)」
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冗談はさておき、第一次世界大戦の記念品と所有者によって刻まれた将校パイプではないかと思われます。
所有者のイニシャルや部隊名を掘り込みます。
盾は後方支援部隊で採用されます。砂模様もあるので輸送部隊の可能性が高いですね。(米国輸送科連隊徽章も盾と砂です)
時期的には戦争の少ない時代なので、昇格か除隊などの記念にイニシャルを彫り込んだようです。
同じようなバーリンクパイプで、これは第一次大戦に北アフリカで展開したオーストラリア第12軽馬連隊で帰国後に作られた記念パイプです。
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ボウルのメーカー刻印は「Barling's MAKE」のみの「生make」です。
シルバーのホールマークは「I」で1926年ロンドン製とわかります。
・全長:135mm・ボウル高47mm
・外径:35mm・内径:20mm・深さ40mm
・重量:?g
ボウルは大振りで重さもあります。
二段テノンとフィッシュテイルになっています。
大きなパイプなりの咥えやすさがあります。
外観:2(大丈夫)
感触:3(咥え心地)
味:5(バージニア)
コモイに続いて二本目のメシャムラインなので、こちらはバージニア用にしようと考えています。
ちなみに、着香やラタキアの直後は匂いが強く残りますが、前の匂いが消えるのも早いです。
私はタバコを少し硬めに詰めるのと、タンパーワークを少なめで吸っております。
メシャムで風味は薄らぎますが、タバコの素直な味わいを楽しめるので気にいっております。
バーリングならではのエアロフローも加わってなかなな優れモノのパイプに仕上がっています。
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