G.W.Sims Squat Bull
ヤフオクでスクワットブルのパイプがいいなぁと思い見つけたのですが色々と調べてみました。
pipediaといくつかの記事がフックし、ジョージ・シムズ氏の経歴を知ると無性に欲しくなってしまいました。
Sims氏は、大手パイプメーカー(チャラタンかバーリング?)の職人だったそうです。
1960年後半に独立し、ロンドンのイズリントンに小さな工房を開きました。
(チャラタン工房から4km程の場所です)
フリーハンドスタイルのパイプで結構高い品質だったようです。
当時、訪問したMordechai Ezrati氏によると約300本のパイプがならんでいたそうです。
Ezrati氏の記録によると、1970年後半に工房を閉めています。
しかし、1980年代後半Ezrati氏とSims氏とは思わぬ所で再会を果たします。
イズリントン工房に近い、ジャンクション通りN8でSims氏がお店でパイプを販売していました。
「コーヒーパイプ」という小さなアップルシェイプであったそうです。
妹に支えられながら店の奥に案内してもらうとあるマシンに案内してくれたとの事ですので、かなりご高齢で健在であったようです。
(旋盤ではなく、Charatanのお家芸サンディングディスクだったのではないでしょうか)
氏は最後に「Lovely man and a great craftsman!」と記して記録を閉じています。
・全長:166mm・ボウル高45mm
・外径:50mm・内径:24mm・深さ33mm
・重量:42.6g
ブルドックの火皿で短めのシャンクですが、バランスは悪くありません。
火皿も煙道も太いので英国ミクスチャーが良さそうです。
外観:2
感触:2(咥え心地)
味:1+(ミクスチャー)
あまり使われていなかったのか、アルコールで内部を拭くと、内側もきれいにグレインがでました。
ダイアモンドシャンクの添うように、コントラストの強いグレインがのびます。
私のコレクションにはないこげ茶色の色彩も気にいっております。
サンドピットが5か所ありますが、きれいな円形なのでデザイン的です。
少し重いですがグリップ感があります。
味は際立った感はありませんが、まだ吸い始めたばかりなので、これからと言った所でしょうか。
何度が吸っていますが、煙道の作りやリップエンド、吸い味もチャラタンの系譜ではないかなぁ?
特に英国ミクスチャーが、コモイとは逆のあっさりしたドライ感で、結構気にいってます。
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