Charatan Make 92
タンカラー(なめし革の色)でサンドブラストが外周に沿ってリング状に出ています。
シェイプ番号92の特徴は、何といってもサドルステムです。
リップにむかって細くなる上弦曲線と、フィッシュテイルの下弦曲線が、独特のエッジラインを形成しています。
ルーベン期のパイプは時々ヤフオクに出るのですが、地味な為かコレクターが少ないですね。
日頃から狙っていたかいあって安価に落札きました。
当たり外れの多いと言われるチャラタンですが、ルーベン期のエントリーモデルでも旨いです。
二段テノン部も丁寧にべベルカットされており、中心軸のズレもありません。
レーン期になるとエントリーモデルの丁寧さが減ってしまった感があります。
・全長:141mm・ボウル高45mm
・外径:31mm・内径:18mm・深さ40mm
・重量:25g
刻印は「CHARATAN'S MAKE LONDON ENGLAND 92」くっきりしています。
ルーベン期の特徴で、サイズコード・リップタイプ・Lマークの刻印がありません。
1960年代のシェイプ番号表にありませんが、91番が同型のテーパーステムで掲載されています。
グレード表記がないので、職人になる前の訓練生モデルかもしれません。
チャラタンのブラストの着色は、釉薬と焦げの味わいがある信楽焼のような表面です。
少し単調な色合いですが、使い込むことで下地の黒が出て、良い味わいが出てきます。
外観:4
感触:?(咥え心地)
味:?(オールラウンド用)
オールドチャラタンはブライアが良く、しっとりしたクッキーのような軽い甘さが出るが好みです。
古いカステロのシーロックも近い味わいがあります。
Kメソッドでボウルトップの清掃し、ボウルトップはカルナバで磨きます。
マウスピースはOメソッドからメラミンスポンジ、コンパウンド研磨します。
個人的に調べた範囲ですが・・・
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Ruben期の価格(1910-55)
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一軍(ストレートグレイン・ハンドメイド)
Supreme :
Selected :$350-$150
Executive :$300-$200
Belevede :
二軍(クロスグレイン・サンドブラスト・瑕疵品)
De Luxe :$200-$50
(1950年代後半)
De Luxe Special S:$150
De Luxe S:$100
Special:$120-$80
三軍 若い技師(Apprenticeship)?
Makeのみ:$25
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混乱期(1956-62) 基本的に1966年以降と同じ
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職人の大幅増員やスチームキュアリング等のインフラ整備。
体制変更よる混乱期。
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Lane期の価格(1966-82)
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一軍(ハンドメイド)
Supreme :$750
Selected :$400-350
Executive :$325-300
Distinction :$275-250
After Hours :$250-100
Free hand Relief :$250-100
二軍 若い技師(Apprenticeship)マシンメイド :$200-$50
Special
Relief Grain (tan) (dark)
Beldevere
Perfection
三軍 クラシックシェイプ マシンメイド $100-$50
Makeのみ
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