Dunhill Shell 120 F/T
1969年(昭和44年)、人類が初の月面着陸した年のシェルです。
アルジェリ産ブライアーが枯渇し品質が低下する中、工作精度の上昇と絶妙なキュアリングで高品質を維持したと言われる「黄金期のラスト・ガスプ(最後のあえぎ)」のパイプです。
その中でも1967年~69年は、TS校長が最も丁寧にキュアリングが施されており、濃い味が楽しめると評しています。
アルジェリ産ブライアーが枯渇し品質が低下する中、工作精度の上昇と絶妙なキュアリングで高品質を維持したと言われる「黄金期のラスト・ガスプ(最後のあえぎ)」のパイプです。
その中でも1967年~69年は、TS校長が最も丁寧にキュアリングが施されており、濃い味が楽しめると評しています。
難しいのは1969年はオイルキュアリングが「あり」と「なし」の意見が別れている点です。
ちょっと、ドキドキしながら選んだパイプです。
ちょっと、ドキドキしながら選んだパイプです。
ネットで調べると1970年代の120番シェイプは不思議と評価が高い。
ビル・テイラーの話では、1969年まではダンヒルでは一本のパイプは一人の職人が最初から最後まで仕上げていた。1970年から分業化が始まったとあります。
・全長:150mm・ボウル高60mm
・外径:32mm・内径:21mm・深さ50mm
・重量:66g
「120 F/T DUNHILL SHELLBRIAR MADE IN ENGLAND 9 ④S」綺麗な刻印です。
浅いブラスト面は、川の水面ように流れや波紋を描いています。
フィッシュテイルもラージサイズにあうように幅広に作られ、重心も良い位置にあって咥えやすい。
「ザ・ベント」という感じの繊細さと堂々とした感の同居するパイプです。
浅いブラスト面は、川の水面ように流れや波紋を描いています。
フィッシュテイルもラージサイズにあうように幅広に作られ、重心も良い位置にあって咥えやすい。
「ザ・ベント」という感じの繊細さと堂々とした感の同居するパイプです。
外観:5
感触:4(咥え心地)
味:4(オールラウンド用)
オイルキュアリングは、自信はありませんが・・・ないような気がします。
もう少し使ってみないと何とも言えませんが、終盤の独特の出汁っぽさが少なく感じます。
もう少し使ってみないと何とも言えませんが、終盤の独特の出汁っぽさが少なく感じます。
それでも下馬評通り、最後まで本当に旨いパイプです。
長時間吸えるので、これからも満喫できそうです。
長時間吸えるので、これからも満喫できそうです。
ボウルは手のひらまでフィットし、親ゆびが火皿と煙道の合間にピッタリとおさまります。
グリップしかるく振るだけで、パイプの動きが映画的です。
また、少し見下ろす位置に火皿があり、たき火を眺めている気分になります。
グリップしかるく振るだけで、パイプの動きが映画的です。
また、少し見下ろす位置に火皿があり、たき火を眺めている気分になります。
思考しながらパイプを吸う時に向いているパイプですね。
かのアインシュタインも「私は、パイプ喫煙が穏やかで客観的な判断に役立つと信じています」と述べています。
(1950年71歳 モントリオール Pipe Smokers Clubにて)
かのアインシュタインも「私は、パイプ喫煙が穏やかで客観的な判断に役立つと信じています」と述べています。
(1950年71歳 モントリオール Pipe Smokers Clubにて)
アインシュタインは講義中にパイプタバコを切らしてしまい、学生にもらった紙巻タバコそのままパイプに詰めて・・・
「諸君、我々は偉大な発見をしたね」と述べました。
しかし、講義の終わりに先の発言を撤回してしまいました。
理由は紙巻タバコでは、パイプタバコの芳醇な香りに及ばなかったたからだとの事。
「諸君、我々は偉大な発見をしたね」と述べました。
しかし、講義の終わりに先の発言を撤回してしまいました。
理由は紙巻タバコでは、パイプタバコの芳醇な香りに及ばなかったたからだとの事。
学生時代からパイプ手ばなす事がなかったアインシュタインらしいエピソードです。
2017/02/10 寿氏が夢にまで見るとの事で譲渡。前にも誰かいたな(^^;
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