David Wagner (baff) Bullcomet
baff工房はグーグルマップで見ると、トラウン湖から西へ5km程行った人里離れた森沿いにぽつんとあります。
「baff」は子供の頃のあだなで「David」がなまったそうですが、う~ん、どう変化したらこうなるのかかわからん。
このパイプの名称は「Bulldog-Commet」二つを混ぜ合わせた名前で「Bullcomet」です。
HPによれば、横から見ると半紡錘形を「Comet(彗星)」と名付けています。
ボウルボトムからダイアモンドシャンクなっている部分がブルドッグのようです。
ボウルの側面は見事なきめ細かいストレートグレインで、彗星というより流星群のようです。
ボウルトップはぎっしりとバーズアイが詰込まれており、緩やかな曲面がなんとも不思議な感覚を醸しています。
薄くやや幅広でめくれるようなリップスロットは、咥えていても疲れを感じさせない素晴らし完成度です。
ホームページを見ると、マウスピースの内部構造は特に注意をはらっているようです。
現在はカスタムパイプがメインのようですが、かなり細かい設定(材料、仕上げ、色、寸法)が選べるので面白いです。
・全長:112mm・ボウル高:44mm
・外径:44mm・内径:19mm・深さ30mm
・重量:50g
刻印は「D.W.」と、ステムに「l」バーロゴです。
ちなみにオーダーメイドで作成依頼すると「baff」刻印で「?」ロゴになります。
外観:5
感触:5(咥え心地)
味:?(バージニア専用)
2012年に来日し西パ連オフ会も参加しているようです。
Shu3のデザインで「おたまじゃくし」なるシェイプも作成しています。
シリウスタバコにも展示されており、以前から「欲しい!!!」と思い垂涎で眺めていたパイプです。
ヤフオクで、かなり安価に落札できてしまいした。
もったいなくて喫煙する覚悟ができていません。
チャンバー内が黒く染められていれば踏ん切りもつくのですが、しばらくは眺めて暮します。
デビッド・ワグナー氏略歴(David Alexander Wagner)
1968年 : オーストリアのトラウン湖北端にグムンデン焼の産地として知られるグムンデンで生まれる
1982年 : 14歳の時に父のコレクションのダンヒルを吸う・・・って、おいおい未成年
1986年 : ウィーン工科大学でコンピュータを学び、趣味でパイプを作成する。
1999年 : プロのパイプ作家になる。年間100~120本程製作しています。
2003年 : シリウスタバコで入荷。(2010年)
2007年 : ドイツのフュルターのパイプショーでパイプオブザイヤーを受賞する。
2011年 : オーストリー経済省主催「Österreichischer Handwerkspreis」受賞。
2012年 : 上記の賞金で日本に来日。シリウスタバコ来訪。
2016年 : ホームページを国内向けに変更。規模を縮小し受注生産と製作教室を行いっている。
2019年 : ホームページに英語版を追加し、カスタムパイプ受注生産。
Bullcometには、サンドブラストタイプや、ボウルトップ全般にラウンドのかかった変形タイプもあります。
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