« Dunhill Bruyere 248 | トップページ | Dunhill Bruyere 142 »

2016/07/27

Dunhill Root Briar 719

Img_4336  
 
1971年(昭和46年)製の尖った頭部が鶴の嘴(くちばし)に似ている「Pick Axe」(つるはし)シェイプです。
同シェイプは、1960年中から1970年初に集中しています。
ダンヒルにこのシェイプが気に入った職人さんがいたのでしょう。
 
Img_4337
 
くちばしの左右に、たっぷりとバーズアイがあり、ナチュラルフィニッシュが選ばれた理由がわかります。
 
Img_4340 Img_4339
 
2016年イギリスはEUの脱退を決めましたが、ECへの加盟を可決したので1971年の事です。
伝統的に、イギリスは、フランス・西ドイツなどと仲が悪く、ECに遅れて加盟した理由は「英国病」改善のためです。
国内経済の活性化とイギリス企業の生き残りをかけて加入したのであって、ECの中では浮いた存在でした。
 
Img_4338
 
 ・全長:172mm・高さ65mm
 ・外径:39mm・内径:17mm
 ・重量:26g
 
刻印は「719 F/T  ROOT BRIAR」「MADE IN LONDON 11 ④R」
 
500番代や700番代は、「職人が主体で作ってみた少し面白いデザイン」なのかと思っているのですが、Own DesignやLetter Shape、800番代とも異なるユニークな雰囲気があります。
 
Date codeは「11」は販売時に製品保証の為に刻印されます。
Group No.は「④」ですが、ボウルに使用したブライアサイズで、ボウル容量はそれ程大きくありません。
最後の「R」は短縮コードでRoot Briarの意味です。
 
Img_4335
 
外観:5
感触:3(咥え心地)
味:5(バージニア用)
 
 
ROOT BRIARはコルシカ産ブライヤーを使用していたいましたが、1966年頃からギリシャ産に変わります。
バーズアイの出かたがチャラタンに似ているので、ギリシャ産の可能性が高いかな。

オイルキュアリング独特の味がします。
すごく美味しいパイプで、19mmの薄めの長いボウルは温度を注意しながら、バージニアのはをじっくりと吸うのにはもってこいです。
ボウルトップからの香りの位置も良く、見てくれではない実用的なパイプです。
 
Img_3178
 
真っ黒なShellや真っ赤なBruyereもかっこいいですね。
う~ん、三本並べてみたいです。
 
Clip_1
 
2018年4月
スターリン(1878–1953)が使っていたパイプと同じモデルと判明
1944年のヤルタ会談か1949年でチャーチルがプレゼントしたのかな?

815dd5a5e17b426887ec125d55a6fd0c
3da8547b28344a04b0b6ef52eb4ceadd

実際に愛用していた品。
当時、黄金期のペリカンのペンやシーメンスの電話など

92fde71eafaf499e88d1e7570a71cd5d
1381b9a3964b4fd098db7366911b2228

« Dunhill Bruyere 248 | トップページ | Dunhill Bruyere 142 »

14.Dunhill」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Dunhill Root Briar 719:

« Dunhill Bruyere 248 | トップページ | Dunhill Bruyere 142 »

Link

無料ブログはココログ