Dunhill Root Briar 719
同シェイプは、1960年中から1970年初に集中しています。
ダンヒルにこのシェイプが気に入った職人さんがいたのでしょう。
くちばしの左右に、たっぷりとバーズアイがあり、ナチュラルフィニッシュが選ばれた理由がわかります。
2016年イギリスはEUの脱退を決めましたが、ECへの加盟を可決したので1971年の事です。
伝統的に、イギリスは、フランス・西ドイツなどと仲が悪く、ECに遅れて加盟した理由は「英国病」改善のためです。
国内経済の活性化とイギリス企業の生き残りをかけて加入したのであって、ECの中では浮いた存在でした。
・全長:172mm・高さ65mm
・外径:39mm・内径:17mm
・重量:26g
刻印は「719 F/T ROOT BRIAR」「MADE IN LONDON 11 ④R」
500番代や700番代は、「職人が主体で作ってみた少し面白いデザイン」なのかと思っているのですが、Own DesignやLetter Shape、800番代とも異なるユニークな雰囲気があります。
Date codeは「11」は販売時に製品保証の為に刻印されます。
Group No.は「④」ですが、ボウルに使用したブライアサイズで、ボウル容量はそれ程大きくありません。
最後の「R」は短縮コードでRoot Briarの意味です。
外観:5
感触:3(咥え心地)
味:5(バージニア用)
ROOT BRIARはコルシカ産ブライヤーを使用していたいましたが、1966年頃からギリシャ産に変わります。
バーズアイの出かたがチャラタンに似ているので、ギリシャ産の可能性が高いかな。
オイルキュアリング独特の味がします。
すごく美味しいパイプで、19mmの薄めの長いボウルは温度を注意しながら、バージニアのはをじっくりと吸うのにはもってこいです。
オイルキュアリング独特の味がします。
すごく美味しいパイプで、19mmの薄めの長いボウルは温度を注意しながら、バージニアのはをじっくりと吸うのにはもってこいです。
ボウルトップからの香りの位置も良く、見てくれではない実用的なパイプです。
真っ黒なShellや真っ赤なBruyereもかっこいいですね。
う~ん、三本並べてみたいです。
スターリン(1878–1953)が使っていたパイプと同じモデルと判明
1944年のヤルタ会談か1949年でチャーチルがプレゼントしたのかな?


実際に愛用していた品。
当時、黄金期のペリカンのペンやシーメンスの電話など


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