David Wagner (baff) Bullcomet Pair
オーストリア出身デビッド・ワグナー氏(baff)のパイプコンビです。
baff工房はグーグルマップで見ると、トラウン湖から西へ5km程行った人里離れた森沿いにぽつんとあります。
「baff」は子供の頃のあだなで「David」がなまったそうですが、う~ん、どう変化したらこうなるのかかわからん。
このパイプの名称は「Bulldog-Commet」二つを混ぜ合わせた名前で「Bullcomet」です。
HPによれば、横から見ると半紡錘形を「Comet(彗星)」と名付けています。
ボウルボトムからダイアモンドシャンクなっている部分がブルドッグのようです。
ボウルの側面は、ストレートとなリングのグレインです。
ボウルトップは緩やかな曲面がなんとも不思議な感覚を醸しています。
薄くやや幅広でめくれるようなリップスロットは、咥えていても疲れを感じさせない素晴らし完成度です。
ホームページを見ると、マウスピースの内部構造は特に注意をはらっているようです。
現在はカスタムパイプがメインのようですが、かなり細かい設定(材料、仕上げ、色、寸法)が選べるので面白いです。
・全長:?mm・ボウル高:?mm
・外径:?mm・内径:?mm・深さ?mm
・重量:?g
刻印は「D.W.」と、ステムに「l」バーロゴです。
ちなみにオーダーメイドで作成依頼すると「baff」刻印で「?」ロゴになります。
外観:?
感触:?(咥え心地)
味:?(英国ミクスチャ用)
実は「チャビーやノーズウォーマーなんて美味しくタバコが吸えるのか?」と思っていました。
何本か手にしてみると、なかなか面白く吸えるのですよ。
乗り物に例えると「バイク」のようなものでしょうか。
シリウスタバコにも展示されており、これも「欲しい!!!」と眺めていたパイプです。
最初のスムースは安価に落札できた時、ブラストも絶対出展されると待ち構えていました。
結果的にスムースより高くなってしまいましたが、「並べたい!!!」との欲求はなかなか抑えられません。
シリウスタバコの入荷は2010年10月と2012年2月の二回です。
おそらく2012年2月にBAFがシリウスタバコを訪問した時のものだと思います。
シリウスタバコの入荷は2010年10月と2012年2月の二回です。
おそらく2012年2月にBAFがシリウスタバコを訪問した時のものだと思います。
デビッド・ワグナー氏略歴(David Alexander Wagner)
1968年 : オーストリアのトラウン湖北端にグムンデン焼の産地として知られるグムンデンで生まれる
1982年 : 14歳の時に父のコレクションのダンヒルを吸う・・・って、おいおい未成年
1986年 : ウィーン工科大学でコンピュータを学び、趣味でパイプを作成する。
1999年 : プロのパイプ作家になる。年間100~120本程製作しています。
2003年 : シリウスタバコで入荷。(2010年)
2007年 : ドイツのフュルターのパイプショーでパイプオブザイヤーを受賞する。
2011年 : オーストリー経済省主催「Österreichischer Handwerkspreis」受賞。
2012年 : 上記の賞金で日本に来日。シリウスタバコ来訪。
2016年 : ホームページを国内向けに変更。規模を縮小し受注生産と製作教室を行いっている。
2019年 : ホームページに英語版が追加され受注生産で生産を行いっている。
でも、実際に二本そろえてしまうと、なんか吸うのがモッタイナイ状態に・・・

<グレード>
グレード1-3:サンドブラスト(3万~5万)
元のグレイン(flame/cross/straight)と完成度によって決めている。
グレード4-5:サンドブラスト or スムース(6万~9万)
コンディションとサンドピット数で決めている。
グレード6-7:スムース(10万~)
サンドピットなし。グレインの印象が良いものがグレード7。
グレード8: 特殊なグレード
大型のパイプ、特別な応用、製作に手間のかかったもの
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我がヤマハ師、天野恩紗氏の名言集です。
「バイク」を「パイプ」に置き換えても通ずるものがあるな。
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「人の倍、苦しむと書いて倍苦」
「バイクの魅力…そう…それは風と自由!」
「バイクってのは程度の差こそあれ故障するもんだ、ただしホンダを除く」
「この世のバイクに差別はなく神のもとに平等、ただしスズキ車は除く!」
「一番大事なのは見た目だな、次に年式や走行距離だ」
「チューニングは乗りやすくすること、逆にカスタムは乗りにくくすることだ」
「パーツも変えずにノーマルのままバイクが良くなるなんて、そんな都合のいいもんはない!」
「オフロードバイクにとって傷や汚れは、そう、勲章なのさ!」
「みなさんも信号ダッシュでウィリーしてるオフロードバイクを見たことがあるでしょう?
・・・ オフロード乗りはあれをしないと死んでしまうのです!」
「自分のできるできないまでメーカーに決めさせてどうする、乗りたいならどうにかして乗ればいい」
「車なら馬力、バイクなら排気量、自転車でそれに相当するのは自転車にかけた金額」
「もうギアチェンジの音がつややかでさ、脈動感あふれて、1速に入れたときなんてサウンドが輝いていて…」



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