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2016/11/07

Roush Special L1 1304

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フレッド・ハンナ氏が「北米作家の最高峰」と評したラリー・ラウシュ氏のパイプです。
フレッド・ヤマシ氏が「北陸兄貴の最高峰」と評したシンゴー・ラウシュ氏から頂きました。
 
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あまり詳しくなかったので、早速調べてみるとマイク・ビュテラの直弟子との事。
GLピース評価も「デザイン」「仕上げ」「加工技術」「喫煙クオリティー」の全て「A+(最高)」評価です。
ホームページで販売を開始すると数時間で完売する入手困難なパイプだとか・・・
・・・と言っても、現代パイプ作家は知識がないのですが(^^;)

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「温故知新」と逆ですが「新しきを訪ね古きを知る」どうせ訪ねるなら当代きってのパイプを選んでみました。
 
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ラウシュのスタンダードシェイプとも言える「Bent Cutty(意味:短く切った、短いさじ)」。
レンゲをデフォルメしたようなユニークなデザインです。
石炭(Coal Black)のような光沢黒色で、シャープな面と柔らかそうな面が一つのパイプに両立しています。
光を反射しない部分は凹凸が見えないので、見る角度によって表情が大きく変わります。
また、エッジ際立ったテクスチャーは、ラスティックで削りし後ブラストをかけたもので、クラシックパイプにない独特の手触りがあります。
 
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水墨画の崖の一部が出てきたような不思議な風貌です。
・・・ゴジラみたいなパイプの方がわかりやすいかも(^^;)
持ったときに、手にどっしりと納まる感じが、何とも嬉しくなるパイプです。
 
 
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刻印は「L1」「ROUSH」「1304」「HANDE MADE」「U.S.A」「2007」
シルバーリングとステムにも刻印があります。 
 
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「L1」はグレードで、定価650ドル(2007年当時約8万円)もしていたパイプです。
「1304」はシリアル番号で、2016年11月「2350」まで進んでおります。
ラウシュ氏は銀細工師でもあるので、全てのパイプにシルバーリングが挟まっています。
シンボルマークも細かい仕事ですね。
 
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 ・全長:125mm・ボウル高58mm
 ・外径:37mm・内径:20mm・深さ47mm
 ・重量:79.3g
 
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煙道をみて驚くのは容積がかなり確保されている事です。
テノン部は材質が異なっており、ボウル側にもギャップなくつながっています。
ボールボトムから、煙道はほんのわずかに紡錘形を描き、リップ付近で狭まって、リップエンドで広がる構造です。
ステムは耐熱特性に優れたエンジニアリング・プラスチックで、ポリアセタール(POM)か塩ビ(PVC)が使用されている。
 
外観:5
感触:3(咥え心地)
味:4(主にビュテラ用)
 
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太く継ぎ目のない煙道のおかげで、思った通りにエアコントロールが行えて感動ものです。
「スコーンと吸える」の意味がようやくわかりました。
味わいはサシエニに近く高検出タイプで、複雑な味や隠された風味も良くわかります。
特に半分ほど吸ったときに、すごく美味しゾーンがありその後はさっと抜ける感じです。
重心は良いのですが、リップエンドのノッチ部分が薄く、私には少し不安感があります。
 
D
 
インタビュー記事を見つけました。(1/3程スクロールさせた場所)
ストイックで職人気質の人柄が伺えます。
1990年初頭にビュテラに師事し、2001年からフルタイムのパイプ作家に転向したそうです。
チャラタンやオーリー・ジェイムソンをコレクションしていたそうで、現在の作風への影響が伺えます。
(Horry Jamieson:1906年倫敦生まれで1920年にBarlingを40年間勤めてGBDに移籍する)
ホームページのアクセサリはキリストの十字架像で、三つ葉クローバーの入墨をしていることから、アイルランド系でクリスチャンのようです。
洗礼名のラリーを使用していますが、本名はローレンス(Lawrence)。
2008年に結婚
 
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マイケル・ビュテラ(Michael A.Butera)
  1970年末 カステロのカルロ・スコッティと親しくなる。
  1980年初 パイプを売り始める。
  1985年  Best Standard Shape Award賞?を受賞。
  1980年末 エソテリカのレシピと権利を購入。
  1990年初 初頭にマクレーランド社とジャーマイン社にパイプタバコをプロデュース。
  1993年  葉巻をプロデュース。
  2010年  引退。ブランドはアランゴ・シガー社が引継ぐ
 
 
 ビュテラの弟子(ビュテラ・スクール)
  Michael J. Frey
  Steve Weiner
  Larry Roush
  Premal Chheda
  Trever Talbert
 
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 北米サンドブラスト7傑 by Fred Hanna
  1.J.T.Cooke (best in the world)
  2.Paul Bonaquisti
  3.Lee Von Erck
  4.Larry Roush
  5.Trever Talbert
  6.John Eells
  7.Brian Ruthenberg
 
パイプ評論家のFred Hanna博士がブレンドしたパイプタバコで一服
 
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