Dunhill Bruyere 47/Mo
1927年(昭和2年)、ダンヒルが起業し20年目のBruyere ブルドッグシェイプ47/Mです。
翌年には、アルフレッド・ダンヒルは愛人と出奔してしまいますが・・・
同年、和田節治氏が日本製の蒔絵の万年筆もって、ダンヒル・パリ店を訪ねます。
1931年には、松田権六(漆芸で人間国宝第一号になる)がダンヒルで漆芸の技術指導に訪れます。
松田の手記には、過酷な環境の中、ブライアブロックを油に漬け、オーブンで何日もかけ油抜きする工程が称賛し記録されていました。
「M」刻印は、Quiant Shape(古風で趣のあるシェイプ)ですが、Letter Shapeで「M」はビリアードなので、初期の頃はコード体系が少し異なったのかもしれません。
1948年の同じ47番と比較してもサイズが少し小さいです。
ヤフオクでパテント期が大量にあがり、ボウルトップの焼けが酷く安価に落札できました。
写真で詳しくわからないので、届くまでドキドキしましたが、「当たり」を引く事ができました。
ダンヒルのブルドックの二本ライン(連珠文)は、かなり太く、ラウンド処理がかけられています。
アルフレッド・ダンヒル独自のこだわりにようで、1969年頃まで見られますが1970年以降は他社と同じような細い切り込みのみになります。
アルフレッド・ダンヒル独自のこだわりにようで、1969年頃まで見られますが1970年以降は他社と同じような細い切り込みのみになります。
・全長:150mm・ボウル高47mm
・外径:33.5mm・内径:20mm・深さ39mm
・重量:34g
刻印は「DUNHILL LONDON」「MADE IN ENGLAND "INNER TUBE" PAT N°116989/177 47/Mo」
ステムに「REG.No 654638」
古いホワイトスポットは象牙でクリーム色
外観:3
感触:3(咥え心地)
1927年はコクがありオリエントが良くわかります。1948年はナッティー感が強くドライ。
ビールで言えば、一番搾りとドライくらいの違いはわかるけど大差はない位です。
1927年(昭和2年)と1948年(昭和23年)の21年差で戦前戦後を挟んでのBruyereで同じブルドッグシェイプ47番です。
吸い比べてみると、1927年はコクがあり、オリエントが良く分かる。
1948年はナッティー感が強くドライ・・・と言っても、ビールで言えば一番搾りとドライくらいの違いですが(^^;)
この二本はセットでポーチに入れて日々持ち歩いています。
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ヤフオクでの写真
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