Dunhill Shell Briar 258
1961年(昭和36年) のDunhill Shell Briar 258 小型のプリンスです。
3年後の東京オリンピックを控え、日本は高度経済成長の真っ最中の時代のパイプになります。
3年後の東京オリンピックを控え、日本は高度経済成長の真っ最中の時代のパイプになります。
Shellは1960年頃から少しシャローなサンドブラストになりましたが、十分にOC期の風貌です。
258とは兄弟シェイプの259(1965年)もあり、並べて見たくて落札してしまう悲しい性。安っ買ったし・・・
ちなみにプリンスのサイズ①はオイルキュアを堪能するには不十分なサイズです。
コインカットのスリーナンズやダークツイストを重ねて入れていたのですが、廃盤になってしまいました。
ダークストーブドのバージニアを細かくし硬詰めして吸っています。
・全長:150mm・ボウル高30mm
・外径:29mm・内径:19mm・深さ22mm
・重量:25g
刻印は「254 F/T」「DUNHILL SHELL BRIAR」「MADE IN INGLAND1(少し曲がって)2」「①R」
デートコードは1と2ですが2の打刻曲がっています。
1961年に販売できず、1962年に保障延長の為に再打刻したもと思われます。
12の場合、以下のように打刻印は一つで、アンダーバーが付きます。
外観:3
感触:4(咥え心地)
味:2(オールラウンド)
なかなか美味しいパイプで259よりも咥えやすく味もよいです。
--------------------------------------------
せっかくなのでメンテナンスの写真を撮りました。
--------------------------------------------
1.観察します。
ボウル内部汚れ具合、煙道の汚れ具合、リップの噛み跡、シャンクのつなぎ目など
2.カーボンのリーミング
カーボンは少なかったので、ロケットリーマーではがしました。
3.煙道の掃除
アルミチューブのおかげで、煙道のカーボンも少ないですね。
ステム側もスポイトでアルコールを入れて、モールで掃除しました。
5.ステムの研磨
400,800,1000,2000とメラミンスポンジを水で流しながらかけます。
特に1000番は全面を丹念にかけましょう。(薄茶色の削りかすが出なくなるまで)
5.ステムの仕上げ
プラモデル用のコンパウンドを付けて、ティッシュで磨きます。
最後はアルコールでコンパウンド拭き取り、リップクリームを薄く塗ります。
6.ボウルの清掃
ボウルは、歯ブラシで掃除します。
次にアルコールを噴霧したキッチンペーパーで軽く拭きます。
最後にグラインダーでカルナバをかけます。
次にアルコールを噴霧したキッチンペーパーで軽く拭きます。
最後にグラインダーでカルナバをかけます。
7.パイプはsaメソッドを一晩かけて、自分も風呂に浸ります。
湯船にはアヒルちゃんを浮かべましょう。
湯船にはアヒルちゃんを浮かべましょう。
翌朝塩抜きをして、佐々木商店の「つやふきん」で拭いてメンテナンス完了です。
« Stanwell Royal Danish 989 | トップページ | Michael Lindner Fat LB 2013 »
「14.Dunhill」カテゴリの記事
- Dunhill Shell 475(2019.06.15)
- Danhill Shell 46(2018.12.29)
- Danhill Shell 53(2018.12.11)
- Dunhill Bruyere 53(2018.10.27)
- Dunhill Tanshell 32(2018.06.28)
« Stanwell Royal Danish 989 | トップページ | Michael Lindner Fat LB 2013 »
コメント