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2017/03/28

Dunhill Shell Briar 258

 
Img_1177  
1961年(昭和36年) のDunhill Shell Briar 258 小型のプリンスです。
3年後の東京オリンピックを控え、日本は高度経済成長の真っ最中の時代のパイプになります。
Shellは1960年頃から少しシャローなサンドブラストになりましたが、十分にOC期の風貌です。
258とは兄弟シェイプの259(1965年)もあり、並べて見たくて落札してしまう悲しい性。安っ買ったし・・・
 
Img_1170
 
ちなみにプリンスのサイズ①はオイルキュアを堪能するには不十分なサイズです。
コインカットのスリーナンズやダークツイストを重ねて入れていたのですが、廃盤になってしまいました。
ダークストーブドのバージニアを細かくし硬詰めして吸っています。
 
Img_1176  
 
 ・全長:150mm・ボウル高30mm
 ・外径:29mm・内径:19mm・深さ22mm
 ・重量:25g
 
Img_1174
 
 刻印は「254 F/T」「DUNHILL SHELL BRIAR」「MADE IN INGLAND1(少し曲がって)2」「①R」
 
デートコードは1と2ですが2の打刻曲がっています。
1961年に販売できず、1962年に保障延長の為に再打刻したもと思われます。
12の場合、以下のように打刻印は一つで、アンダーバーが付きます。
 
Img_1172  
 
外観:3
感触:4(咥え心地)
味:2(オールラウンド)
 
Img_1175  
 
なかなか美味しいパイプで259よりも咥えやすく味もよいです。
 
 
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せっかくなのでメンテナンスの写真を撮りました。
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1.観察します。
 ボウル内部汚れ具合、煙道の汚れ具合、リップの噛み跡、シャンクのつなぎ目など
 
1  
 
2.カーボンのリーミング
 カーボンは少なかったので、ロケットリーマーではがしました。
 
2
 
3.煙道の掃除
 アルミチューブのおかげで、煙道のカーボンも少ないですね。
 ステム側もスポイトでアルコールを入れて、モールで掃除しました。
 
3
 
5.ステムの研磨
 400,800,1000,2000とメラミンスポンジを水で流しながらかけます。
 特に1000番は全面を丹念にかけましょう。(薄茶色の削りかすが出なくなるまで)
 
4 5
 
5.ステムの仕上げ
 プラモデル用のコンパウンドを付けて、ティッシュで磨きます。
 最後はアルコールでコンパウンド拭き取り、リップクリームを薄く塗ります。
 
7 8
 
6.ボウルの清掃
 ボウルは、歯ブラシで掃除します。
 次にアルコールを噴霧したキッチンペーパーで軽く拭きます。
 最後にグラインダーでカルナバをかけます。
 
9  
 
7.パイプはsaメソッドを一晩かけて、自分も風呂に浸ります。
 湯船にはアヒルちゃんを浮かべましょう。
 翌朝塩抜きをして、佐々木商店の「つやふきん」で拭いてメンテナンス完了です。
 
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