Comoy Grand Slam 64
1960年代初期のGrand Slamで付属品がそろっています。
当時で12~18ドルで販売されており、現在の価格で3万~5万円ぐらいになります。(ダンヒルの2/3位)
スペアのワッシャー10個入は追加で購入した物のようです。
Grand Slamは1933~1973年に販売され、煙道にアルミフィットメントがあるシステムパイプです。
このアルミフィット部はかなり脆いので注意して扱いましょう。
先端の皮製ワッシャーが煙道内に空間を作り、長い煙道で冷却する仕組みになっています。
・全長:140mm・ボウル高45mm
・外径:30mm・内径:20mm・深さ?mm
・重量:?g
オーソドックスなビリアードでトップはべベルカット、ボトムはフラットカットされています。
刻印は右にサークルの「MADE IN LONDON ENGLAND」「64」
左にヒゲ無し書体「COMOY'S GRAND SLAM PIPE」
シャンク裏側の「*6」刻印は、皮ワッシャーの交換用サイズコードを示しています。
この皮ワッシャ―ですがネットの検索にほとんどフックしません。
*6は、外径7.1mm、内径4.2mm、線径(Φmm): 1.8.5、厚さ3mm
シリコンリング、アズワン/2.8-1.9 シリコン Oリング(品番1-440-01)で代用できそうです。
厚さが薄いので、ワッシャーかますか二個入れれば良いかな?
ちなみにGrand Slamシリーズはフィットメントを外している方が多いです。
ブローが良くなるとか、味が適度にマイルドになるなど。
外観:4
感触:3(咥え心地)
味:1(英国ミクスチャー)
クールスモーキングはできますが、なんか微妙な味です。
エアコントロールが行いにくいのと、内部システムに残る匂いが悪いのかなぁ。
Grand Slamとしては二本目なので、このパイプがいまいちな気もします。
グランドスラムの意味は「主要なものをすべて制覇する」
1930年にゴルフの球聖ボビー・ジョーンズが米英プロアマで4連覇し、当時の流行語を採用したようです。
語源は19世紀初に流行したトランプ「コントラクトブリッジ」の勝利ルールに由来します。
ちなみに今の流行語大賞で命名すると・・・
2016年「パイプってる」
2015年「トリプルスリーパイプ」
2014年「このパイプ、ダメよ~ダメダメ」
2013年「このパイプ、今でしょ!」
2012年「このパイプ、ワイルドだろぉ」
2011年「なでしこパイプ」
2010年「ゲゲゲのパイプ」
2009年「政権パイプ交代」
2008年「パイプ、グ~!」
2007年「パイプをどげんかせんといかん」
2006年「イナ・パイプ・バウアー」
2005年「小泉パイプ劇場」
2004年「このパイプ、チョー気持ちいい」
2003年「毒まんじゅうパイプ」
2002年「タマちゃんのパイプ」
2001年「小泉パイプ録」
2000年「パイプ革命」
なかなか良いパイプ名もあるじゃあ~りませんか~(1991年)
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