Western Peppermint Pipe
薄荷脳の結晶を入れて使うハッカパイプです。(脳は「脳分」主成分のことです)
夏の暑い日に、のんびりと清涼感を楽しむのに良いかなとヤフオクで落札しました。
綺麗なグレインでパイプケースも付属していたので満足です。
Westernは「共用ガスボンベ」「チルチルミチル」で有名な、東京パイプ(1946年創業)が販売していました。
フカシロが製作しており「ローランドハッカパイプL(ブライヤーチョク)」の名前で現在も販売しています。
最後の「チョク」って何か思えば、ベントはブライヤーマガリ(曲がり)と名付けられていました。
キャップ裏の容器に生ハッカを入れ、キャップのフチ穴から入る空気でハッカをゆっくり溶かします。
ハッカの融点は43度で少しづつ昇華します。
常温であれば2~3日は持ちますが、夏に車内に置き忘れると一瞬でなくなります。
縁日で売られているガラス製のパイプもハッカパイプです。
ハッカ油を入れて清涼感を楽しみます。
ライターで軽く炙るとハードなクール感を楽しむ事ができます。
・全長:150mm・ボウル高45mm
・外径:30mm・内径:16mm・深さ36mm
・重量:33g
刻印は「Western OLD BRIAR DENICON TOKYO」
埋め跡が数か所ありますが綺麗なパイプです。
空気の通る穴は、キャップのふちに3か所とプラスチック容器の底に2か所ありま。
ドローは予想外に良く、リップエンドが薄く咥えやすいです。
前にツゲのホルダータイプを持っていましたが、これはイマイチでした。
前にツゲのホルダータイプを持っていましたが、これはイマイチでした。
粉になって穴が詰まってしまったので、安全ピンか爪楊枝を一緒に持っておくとよいです。
外観:3
感触:2(咥え心地)
味:-(ハッカ)
ハッカは少し苦みがあり、清涼感はかなり強いです。
長時間吸う事や、食事の前に吸うのは、控えた方が良いと思います。
面白がって一日中咥えていたら、食事の時に味覚の違和感が半日くらい残りました。
面白がって一日中咥えていたら、食事の時に味覚の違和感が半日くらい残りました。
主成分のL-メントール(C10H20O)は、化学合成可能です。
植物から抽出し精製したものは、ハッカ(ペパーミント)とミント(スペアミント)に分類できます。
ペパーミントは、メントールの含有量が多く刺激が強い。
スペアミントは、カルボンを多く含むため、マイルドで独特の甘みもある。
日本では10世紀頃から漢方薬で使われた記録があり、江戸時代後期には油分を抽出していました。
最近は聞かなくなりましたが「メンソールたばこを吸うとインポになる」という噂があります。
ベトナム戦争の時、米軍兵士の性欲減退薬が強烈なミント風味だった為と言われています。
他の噂もありますが、勃起不全になる証拠はないそうです。
これで安心して吸えます。「たてぇー、たつんだジョー!」
ハッカが尽きたら、シャグ用のパイプにしようかな。
フタもあるので、ショートスモークにちょうどよいかもしれません。
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