Comoy HBH London
戦前にバーリングを中心に、英国タバコニストの銘を刻印したパイプがしばしば出てきます。
このパイプも「HBH」というロンドンのショップ名で、銀巻からコモイが製作した事がわかります。
第一次大戦下の1917年(大正6年)製作です。
孤立主義を保てなくなった英国は、大戦の影響を受け、覇権はがアメリカに移行し始めた年になります。
当然パイプのマーケットも北米が中心になっていきます。
(クローバーのショップマークを刻印した同時期のパイプ)
HBHはネットで情報は見つかりませんでした。
刻印・銀巻・保証・ケースまで用意するので、かなり優良な店舗であったと思います。
ブライアもグレードの良いものが使用されているようです。
セミ・オリフィックのリップは1920年頃の特徴です。
コモイらしい、深い茶色と強いコントラスは、後年に販売するTradition位の濃さです。
シェイプはアイリッシュ・クレイパイプに由来する「ダブリン」です。
火皿が先細りなので、たばこの温度管理が面倒なシェイプでもあります。
最後まで吸わず残り1/4ぐらいでやめるとの話もありますが、最後まで楽しみたいですよね。
・全長:142mm・ボウル高:43mm
・外径:30mm・内径:19mm・深さ:xxmm
・重量:xxg
刻印は「HBH LONDON MADE」
銀巻は、戦前の六角形に「HC」製作年「b」スターリングシルバー「獅子横」ロンドン「獅子顔」
ケースの内側のシールは「GUARANTEED(保障) HBH LONDON MADE」
ダボは少し変わった吸盤型。
外観:4
感触:2(咥え心地)
味:1(オールラウンド)
コモイ味が大好きで、オーソドックスな戦前コモイを前から試してみたいと思っていました。
当たりのパイプは引けているのですが、更に高みがありそうな気にさせるのがコモイである種中毒ですね。
吸い味は普通ですが、セミオリフィックが少し咥えにくいですね。
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