The Pipe
スーパー・テンポ社(Super-Temp)の人工グラファイト(黒鉛/石墨)がライニングされたパイプです。
1950年代に熱シールドコーティングの特殊金属を製造するスーパー・テンポ社が設立されました。
当時、防衛産業、宇宙産業、原子力産業の最先端技術を担った企業です。
1963年、原子力発電所で勤務していた技師が、配管用のグラファイトでパイプを作りました。
そのパイプはブライアに劣らなぬおいしさだったので、社長のウィリアム・H・スミス博士が商品化しました。
そのパイプはブライアに劣らなぬおいしさだったので、社長のウィリアム・H・スミス博士が商品化しました。
1965年 「the pipe」を9.95ドル(現在の1万5千円くらい)で販売。
最初の3ヵ月で9,000本を販売。
ダボにニトリルゴムのOリングを入れ、新技術を取入れた安価なシステムパイプとして宣伝します。デザインは黒色のみで、シェイプは5種(Apple、Bent、Billiard、Bulldog、Pot)
1967年、カラーリングされたモデルを販売
最初の3ヵ月で9,000本を販売。
ダボにニトリルゴムのOリングを入れ、新技術を取入れた安価なシステムパイプとして宣伝します。デザインは黒色のみで、シェイプは5種(Apple、Bent、Billiard、Bulldog、Pot)

1967年、カラーリングされたモデルを販売
1971年、「THE SMOKE」モデルの追加
1972年に安価な「Venturi」モデルの追加
1975年 パイプブーム終焉と共に生産を終了。累計200~300万本生産されました。
1972年に安価な「Venturi」モデルの追加
1975年 パイプブーム終焉と共に生産を終了。累計200~300万本生産されました。
1968年の広告「宇宙時代の贈り物」。
1.ブレイクインとカーボンケーキは不要です。
2.最後の灰になるまで吸えます
2.最後の灰になるまで吸えます
3.湿った状態になりません
4.乾燥させる必要はありません
5.10~20度の低い温度の煙を送ります
6.ニコチンが83%減り、タールは71%減ります
ボウルの断面図があります。
グラファイトと外側素材に空洞があり、手に持つ位置が熱くならない設計です。
グラファイトは熱伝導率の高いので、ライニングされている全体は熱を持ちます。
ボウル上部と底部とが接触しているので、ここで熱交換すると思います。
グラファイトは熱伝導率の高いので、ライニングされている全体は熱を持ちます。
ボウル上部と底部とが接触しているので、ここで熱交換すると思います。
通常のブライアパイプとは、内部の温度分布が、かなり異なる事は確かです。
煙道が紡錘形なのは、ベンチュリ効果をねらった設計です。
煙道が紡錘形なのは、ベンチュリ効果をねらった設計です。
くびれた部分の煙の流速が上がり、温度を外部に逃がす設計になっています。
実際に吸ってみると、ボウル下部はけっこう熱を持ちます。
実際に吸ってみると、ボウル下部はけっこう熱を持ちます。
・全長:132mm・ボウル高42mm
・外径:35mm・内径:19mm・深さ38mm
・重量:xxg
刻印はシャンクにエンボスで「the pipe」で「p」がパイプの形になっています。
1967~1970年まで販売されたモデルで「オール・アメリカン・ストライプ」。
価格は$15(現在の2万円くらい)。
価格は$15(現在の2万円くらい)。
外観:2
咥えやすさ:1
味:3(オールラウンド)
<吸い方>
・カーボンは付着させない
・たばこは緩めに詰める
・できるだけゆっくり吸う
・金属タンパーでボウル内部を傷つけないよう注意する
・モールでボウルとシャンクの継ぎ目を傷つけないように注意する
確かにブライアパイプと比べると風味が異なります。
喫煙序盤は、ボウル下部のたばこが、蒸し焼きに近い状態になるので香りがよくします。
中盤から味は薄らぎますが、エアフローが良いので、火種は安定性しておりのんびりと吸えます。
再着火も楽ですし、居酒屋でのんびり吸うのによいパイプですね。
ボウル内は水分を吸収しないようで、喫煙後はティッシュで軽く拭けば汚れがきれいにとれます。
ボウル内は水分を吸収しないようで、喫煙後はティッシュで軽く拭けば汚れがきれいにとれます。
広告では「ポケットに入れっぱなしで洗濯機に入れても大丈夫」と書いてありました。
<クリーニング方法>
・マウスピースは慎重に外す。(できるだけ外さない事)
・お湯に無香石鹸を溶き15分程パイプを浸す。(食器洗剤不可)
・ライナーを傷つけないよう注意して歯ブラシでカーボンを落とす
・すすいいでタオルで拭く。
・モールは希アルコールで浸し、末端の針金がライナーを傷つけないよう注意。
・表面は車用のワックスで良い。
ブライアには及ばないものの、異なった吸い味があり、持っていても損はないパイプだと思います。
また、1970年ごろからグラファイトライニングから“carbonized carbon" or "carbon carbon,"で軽量化とコストダウンできたとあります。炭素繊維かな?このタイプも試してみたいですね。
「グラファイト」
黒鉛ともいわれますが鉛の含有はなく、ダイヤモンド・墨・石炭等と同様、炭素の仲間です。
また、タールや粘土などと混合させた人造黒鉛があり、電池等の電極剤や鉛筆の芯、るつぼ、塗料などに使われる。
黒鉛炉という原子炉の炉心にも使用され、中性子の速度を下げる減速材として機能します。
<グラファイトの特徴>
(1) 熱に対する性質が優れている。
耐熱性、熱伝導性が有り、急激な熱変化にも耐えられます。高温で寸法変化が少なく、また、高温下で強度が増します。
(2) 電気を通す(導電性)
(2) 電気を通す(導電性)
モーターのブラシ、電池の電極、パンタグラフのすり板など、各種電極材としてに使われます。
また、電気抵抗を利用し、電磁誘導加熱の発熱体や、直接電気を流して高温炉のヒーターとしても使用されます。
(3) 軽くて加工が容易
アルミより軽く、精密な機械加工も容易に行えます。
(4) 耐薬品性がある。
アルミより軽く、精密な機械加工も容易に行えます。
(4) 耐薬品性がある。
常温では酸・アルカリに耐え、ガラス、石英とも反応しません。
(5) 自己潤滑性がある。
(5) 自己潤滑性がある。
自己潤滑性で相手部品をいためず、機械用軸受や摺動シール材等で使用されます。
<グラファイトの特徴>

(1) 龍戦士バグスター。
鏡飛彩の恋人「百瀬小姫」の肉体を媒体として 『ドラゴナイトハンターZ』 から生み出されたバグスター。
(2) 識人的立ち位置
(2) 識人的立ち位置
策謀よりも力押しで敵を直接叩き潰すことを好み、目的のためには独断専行すら辞さない短気で好戦的な性格。
良くも悪くも我が強く個性豊かで身勝手な者達が多いバグスターの中では比較的常識人的立ち位置にある。
(3) ステレオタイプな悪の幹部
全人類を乗っ取ってバグスターを地球の支配者にする事」「バグスターの軍団を作り上げる事」。
(4) ママファイト
(4) ママファイト
基本的にバグスターの事は 「守るべき仲間」 と認識しており、同胞に対する仲間意識の強さはかなりのもの。
パラドの帰りが遅ければ 「何処行ってた?心配したぞ」 と保護者のように声をかける。
苦戦していれば積極的に手助けをするなど、 面倒見の良さからついたあだ名が「ママファイト」。
(5) ドドドドドドドドドドド紅蓮爆龍剣
ハァ…ハァ…!何の真似だ?君を助けてやった私に歯向かうのか?
正々堂々と戦い、決着はついた!なのに貴様は…神聖な戦いに泥を塗った!
パラド、ポッピーピポパポ!道こそ違えたが、お前たちは俺の…生涯の仲間だ!
スナイプ、ブレイブ!俺に敵キャラを全うさせてくれた貴様らに…心から感謝する!
ニコの一撃を自らの意志で受けたグラファイトは、最高の好敵手と戦えた事に笑みを浮かべ盛大に爆散する。 ---------------------------
ホワイト&ホワイト。嬉しい白さです。
右から海泡石、グラファイト、ブライア、磁器
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