Ropp Maxi 937
チェリーパイプの祖、ロップの桜木のパイプです。
古いお店で、ほこりをかぶっていたそうで、中にクモの巣がありました。
アルコールで清掃し、外部は「つやふきん」で拭くと、樺独特の光沢がでてきました。
ラフな感じがカッコいいパイプです。
古いお店で、ほこりをかぶっていたそうで、中にクモの巣がありました。
アルコールで清掃し、外部は「つやふきん」で拭くと、樺独特の光沢がでてきました。
ラフな感じがカッコいいパイプです。
ROPPは、1870年からフランス北東部アルザス=ロレーヌのヴォージュの村で作っていました。
1893年にSicard工場を新設しますが、パイプブームで製造が間に合いませんですた。
3年後にブルゴーニュ地方のボーム・レ・ダムに工場を新設します。
地元に有力な出資者がいた事と、桜の入手が容易であった為、この地を選んだようです。
当時としては大規模で最先端の製造ラインでした。
1923年には年間53万本を生産しています。

しかし、1930年にオッペン・ハイマー(Cadogan)に買収されてしまいます。
1934年に3代に渡って経営したROPPの一族も引退し、生産の中心はカドガン本拠地のサン・クロードに移ります。
戦後は、ボーム工場はチェリーパイプ生産とフィニッシュ確認のみと規模を縮小します。
「MAXI」は「大きい」「トップ」「最高」などの意味があります。
ROPPのシェイプは「GIANTS」「JEAN」「DE LUXE」「JIMMY」「MAXI」「MIDI」「SUPREME」「CHURCHWADEN」等があります。
同じシェイプでも、シャンクの長さは色々あり、ボウルの大きさと形状を示しているようです。
ダボが両方とも金属補強されているのも安心です。

<Roppの歴史>
1869年 :Eugene-LeonRopp(1830-1907)が、チェリーパイプ特許を取得。
1893年 :チェリーパイプの輸出で大成功する。Sicard工場を新設
1896年 :フランスのボームに最新で大規模な工場を建設する。
1914年 :製造をメインとし、販売は英国BBBに委託する。
1917年 :サン・クロードにブライアーパイプの工場を新設する。
1923年 :年間53万本を生産する
1930年 :オッペンハイマーグループに買収される。
1934年 :経営から一族がいなくなり三代に渡って行われた家族経営が終了する。
1958年 :年間20万本生産に縮小する
1970年代:ブライアでユニークなシェイプを輩出する。
1991年 :ボーム工場を閉鎖し、チェリーパイプの生産をやめる。
1994年 :シャコムの親会社Cuty-Fortと合併する。
1998年 :全て閉鎖となり128年のROPPの歴史が終わる。
1998年 :全て閉鎖となり128年のROPPの歴史が終わる。

ボーム工場の歴史に関しては以下のサイトを中心に参考にしました。
http://jepele.over-blog.com/article-30015944.html
人口は戦前で2500人、現在は5000人ののんびりとした田舎の町です。

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2018-09-18
ヤフオクで見つけたのですが、Roppもキャブレター出していたんですね。
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チェリー🍒は美味い

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2018-09-18
ヤフオクで見つけたのですが、Roppもキャブレター出していたんですね。
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「33.コーン・チェリー・メイプル」カテゴリの記事
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