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2018/08/15

七福神パイプ

Photo

 

 

 

 

 

1950年代で柘植を中心に進駐軍などのお土産に象牙職人により製作されたパイプです。

 

三猿パイプに続き入手しました。

 

 

 

 

1

 

 

 

 


ネットで調べると、同じ七福神パイプでも彫り師によっていろいろな表情があります。

 

この彫りは宗像志功や円空を彷彿とさせる荒々しいタッチが、とても気に入りました。

 

 

 

Photo_2

 

 

 

 

 

 

七福神は室町時代に、福、金運、幸運を授けてくれる神様として7柱(はしら:神様は柱で数える)同時に信仰され始めました。

 

仏教の七難即滅七福即生(七難滅すれば、七福生ずる)の教えがベースになったようです。

 

恵比寿は日本、布袋尊(実在)、寿老人、福禄寿は中国、大黒天、毘沙門天、弁財天はインドの神々。

 

 

 

Img_6678

 

 

    

 

 

 

 ・全長:140mm・ボウル高:?mm

 

 ・外径:?mm・内径:?mm・深さ:?mm

 

 ・重量:?g

 

 

 

Img_e6661

 

 

 

 

 

 

刻印はありません。

 

リップエンド加工が進んでおり、ヤニ止めの完成度が高い事から、1970年代のパイプのようです。

 

 

 

4

 

 

 

 

 

 

外観:4

 

感触:4(咥え心地)

 

味:?

 

 

 

Img_e6655 Img_e6656

 

 

 

 

 

 

 

 

エボナイトと異なる象牙の冷たくツルリとした感触が楽しめます。
特に、喫煙の合間にパイプを置くと、冷たさが戻っているのは嬉しいですね。

 

 

 

Img_6675

 

 

 

 

 

 

フジヤマ、芸者ガール、馬、鹿、唐草模様などあるので、引き続き蒐集したいパイプです。

 

C09

 

 

 

 

 

 

<象牙の手入れ>
象牙には非常に細かい気泡というか、気孔があり、水分を微量ながら吸収する性質があります。

 

湿度が大きく変化すると、クラック発生の原因になりますので注意してください。

 

汚れは中性洗剤を薄めたもの染み込ませた布で落とします。

 

黄ばみが取れない場合は、100円シップの「爪ピカッシュ」という製品で研磨すると綺麗に取れ光沢も戻りました。
 

 

Vs

 

 

 

 

 

 

 

 

<参考>

 

 

 

吸い口が象牙製のパイプ

 

 

 

象牙と真贋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Img_6674_2

<2018年8月追記>
注釈には、イタリアのブライアが使用され、ケニア産の象牙が使用されていると記載されています。 
 

 

Ytof6pr

 

 


 

 

 

 

 

1970年に日本の外貨取引規制が解除されアフリカなどから大量の象牙を輸入しました。

 

特に象牙の印鑑の人気が高く、1989年ワシントン条約会議で輸入禁止される直前は世界の需要の40%を占めていました。

 

  
 
<象牙のグレード>
象牙は先端の中心部がグレードが高く、堅牢性も良いです。
吸湿性があり、モース硬度2.5と、加工性に優れた素材です。
ネットで調べると、パイプのステムで利用されているものはクラックが多いのでグレードは低そうです。 
 
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