Danhill Shell 53
1968年(昭和43年)のShell 53番です。
黄金期ダンヒルにハズレなしと言われるだけあって、安定のうまさです。
パイプを量産する上で、一つのフライア根かいからカットされるエボーションの形はおのずと決まります。
多くを占めるのは、ストレート用のマルセイエーズとベント用のルルべです。
ストレートとベントで、図面台帳の起点番号を30番代と50番代にしました。
その中でも最も標準的な「35」と「53」が意図的にアナグラムされたは興味があります。
ダンヒル53番は、咥えやすく、タバコを美味しく吸えるサイズであり、鼻に来る煙の量も適当で実にバランスの良いシェイプです。
・全長:124mm・高さ40mm
・外径:xxmm・内径:xxmm・深さ35m
・重量:xxg
刻印はくっきりで、背面「53」「DUNHILL SHELL BRIAR」「MADE IN ENGLAND8」「3S」
標準か不明ですが、ステンレスリングがはさんであります。
外観:5
咥えやすさ:4
味:4(ヴァージニア)
このパイプはシャンクにクラックがあるので安く入手できました。
修繕を試してみたかった事が購入理由です。
<外部補強>
・銀巻き : 新宿の加賀屋で9,450円から修理できます
・糸巻き :麻や綿の太い紐を巻く。強度が弱く、最後に固定するのが難しい。
・結束バンド :ノッチの部分が非対称で見た目が悪い。
・ステンレス製ホースクランプ :ガスやホースを止める部品。
・シリコンチューブ :隙間にヤニの液が溜まり見た目も悪い。
<パテ補強>
・天然素材 : 金継ぎ用の本漆、または、かぶれないカシュー塗料
・合成素材 : プラモやルアーで使用する瞬間接着剤系パテ、または、合成うるし
・新素材 : 紫外線硬化樹脂。歯の治療に使用され、安価に販売されている
紫外線硬化樹脂を試したかったのですがクラックへの流込みが難しいそうなので、今回はクランプにしました。
モノタロウで159円(送料500円)で購入
ドライバーで内径6~15mmの間を調整できます。
左右対称のクリップもありましたが、あえてメカニカル感がある非対称を選びました。
おおっ!パイプが安定して自立するようになりました。
このアンバランスな感が良い感じで、気に入ったデザインになりました。
また、クラックのあるパイプを買ってしまいでそうです。
« Kirsten Pipe | トップページ | Danhill Shell 46 »
「14.Dunhill」カテゴリの記事
- Dunhill Shell 475(2019.06.15)
- Danhill Shell 46(2018.12.29)
- Danhill Shell 53(2018.12.11)
- Dunhill Bruyere 53(2018.10.27)
- Dunhill Tanshell 32(2018.06.28)
コメント