Gresham Magnaum 816
Comoy Extraordinaireのセカンドグレードです。
1960~1970年代の製造になります。
「Gresham Magnaum」シリーズは、戦前Extraordinaire800番代のシェイプ番号+10で継承しています。
810(Blliard)、813(Panel)、814(Bent)が検索で見つかりました。
816(Cavalier)だけ、61番から継承しています。戦前Extraordinaire800は800~805になるようです。
「Gresham Giants」シリーズもありますが、XLシリーズ(800番以外)のExtraordinaireのようです。
127(Blliard)/188(Stack)/309(Canadian)/343(Blliard)が検索で見つかりました。
シェイプ名の「キャヴァリエ」は、イタリア語起源のフランス古語で「騎兵・騎士」を意味します。
同じ日本語の「騎士」でも「ナイト」と異なり悪いニュアンスが含まれるそうです。
平民出の武芸者や浪人といった印象があるようです。
オリジナルのシェイプは、古いドイツのチロルパイプがベースです。
煙道は筒状に穴を開け、火皿の底に煙道を作る仕組みが同じ為のようです。
突き抜けた穴はジュースをドレインする仕組になりますが、ラバーキャップの黒が印象的です。
・全長:160mm・ボウル高xxmm
・外径:xxmm・内径:?mm・深さ?mm
・重量:73g
刻印は右側に「GRESHAM「MAGNUM」左側に「MADE IN LINDON」「ENGLAND」「816」
ステムはひし形と「G」と記載
「マグナム」語源はラテン語で「でかい」形容詞。
転じて酒類の増量ボトルを指す。(ワイン瓶で倍サイズの1.5リットル)
1898年頃、米西戦争中、スペイン軍の拳銃口径.44に対しアメリカ軍拳銃口径が.38と威力不足だったのを急遽改善する為に、S&W社にて火薬量を増した増装弾にマグナム弾と名付けた。
トーマス・グレシャム(1519-1579年)は、商家に生まれました。
王室から海外負債管理の任務を託され、商才というか相場師の才能を発揮し、英国の海外負債の大部分を清算しました。
その結果、1559年にはエリザベス1世からナイトの称号を与えられます。
その後グレシャム卿は、王立証券取引所を作ります。
経済学で、「グレシャムの法則:悪貨は良貨を駆逐する」で知られています。
また、「グレシャム」という言葉が、ロンドンで広く受け入れたれている理由は下記の記事が参考になります。
http://mini-post-uk.blogspot.com/2017/05/blog-post_11.html
この記事で興味をひいたのは「1590年代から、ロンドンのガイドブックなるものが発行されるようになり」です。
コモイとサシエニのネーミングに、ロンドンガイドの普及があったようですね。
外観:5
感触:5(咥え心地)
味:?(オールラウンド)
pipediaでコモイのページは、1904年のキャヴァリエがトップを飾っています。
キャヴァリエシェイプは変わった形状もありますが、コモイの形状が一番好みです。
極太のテーパーシャンクが美しいラインを作っています。
煙道はフルベンと同じ作りになっています。
こうすると、フルベントになります。
早速、試喫
コモイ味はばっちりです
ジュースは少しだけ
パイプスタンド
喫煙すると、コントラストが強くなってきました。
4本目(^^)d
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