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2019/08/17

Matched Missouri Meerschaum

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ミズーリメシャムが、贈答用の箱に入れて販売したモデルです。
シンプルな箱のデザインは、1960年~1970年末の製造です。
2本セットとウィークリーの7本セットで販売されました。
 
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2本パックは基本的にベントとストレートで、このパイプはテーパーとサドルのステムです。
他にもバリエーションで竹シャンクや四角シャンクもありました。
 
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コーンパイプの中でもハイグレードなものが選択されていたのではないかと推測しています。
 
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ミズーリ州ミーアショームにある工場は三階建のレンガ造りで、1880年から拡張されています。
戦後は100人以上の社員がいましたが、1970年後半から経営難が続き、オーナーも三回変わります。
2009年に会計士だったモーガン氏が経営再建を行い、広告戦略などで回復します。
2010年の従業員は35人で、1日あたり約3000本のパイプを生産しています。
しかし、1本あたり10ドル以下を維持する必要があるそうです。
 
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上記の写真は1969年の100周年記念で紹介している製作過程の広告です。
実際は穂軸のみ2~3年ほど倉庫で乾燥させて硬くます。
 
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石膏はローラーに刺して塗られ、ロータリー乾燥機で乾燥後、サンディングします。
一本づつ手のひらで石膏が塗られているので、内側は塗布されません。
 
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 ・全長:xxxmm・ボウル高xxmm
 ・外径:xxmm・内径:xxmm・深さxxmm
 ・重量:xxg
 
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真鍮リング、底面にはシール。
底部のステッカーは何通りかあり、これは「石膏が入っていない」タイプです。
 
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外観:3
咥えやすさ:2
味:?(オールラウンド)
 
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マッカーサーは若い頃からコーンパイプを愛用していました。
昇進と同時に大きなボウル、長いシャンクに変えていったそうです。
 
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将軍になってミズーリメシャムに製作を依頼したのが「5-Staer Natural Corn Pipe」です。
士官室では、他の将校のパイプと間違えないようにシャンクの2/3位の所に焦げ目をいれていました。
 
5star  
 
似たモデルはありますが、一番左がマッカーサーデザインです。
 
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愛機「バターン号」から厚木に降り立った時の写真は有名ですが、実は最初に機内から出たときにパイプを咥え忘れていました。
機内に一度戻り、再び姿を現した時は、自らデザインしたパイプをを咥えていました。
 
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下級兵士と同じ安いパイプを咥える事で、兵士の人気を得ていた一面もあるようです。
書斎ではメシャムやブライアパイプを愛用していたようで、現在もマッカーサー記念館に飾ってあります。

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「ミズーリメシャム社の歴史」
 1869年  オランダ移民ヘンリー・ティブは、コーンパイプの会社「H. Tibbe&Son」を設立
 1883年  トルコのメシャムにも負けないパイプとして「ミズーリ・メシャム」の意匠登録。
 1897年  コーン穂軸と石膏で強化したパイプの特許を取得。
 1907年  会社名を「ミズーリミーシャム」に変更する。
 1912年  エドムンド・H・オットーに売却し、家族経営を終了する。
 1940年代 年間2,500万本のパイプを生産し、125人の従業員を雇用。
 1970年末 後経営破綻で会社を売却、数年後に再度売却される。
 1988年  投資家マイケル・レヒテンベルク、ロバート・ムーア、ラリー・ホートンの3人が購入
 2009年  社外で会計士のモーガン氏が再建を担当し、20年ぶりに広告を出す。
 2010年  従業員35人体制で年間60万本を生産することで経営再建を果たす
 
今年、2019年はミズーリメシャム150周年。
 
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色々ユニークなパイプを排出しています。

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2020-05-28 マッカサーパイプの購入
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コーンの状態がよさそうだったので購入しました。
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ボウルトップはラウンディングされています。
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ボウルは下にが少し細くなっています。
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ミズーリの証
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マッカーサー元帥の写真を見ると、表面はガサガサで軽いタイプのようです。
中間煙道なので、タバコが多くはいるわけではなさそうです。
マウスピースが見えないのと、竹っぽい気がするのですが。

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厚木のタラップに降りたとき、パイクを咥えわすれており、わざわざ取りに戻ったそうなのです。
この写真は撮影用のポーズで撮影した事がわかります。
兵士の前ではコーンパイプでしたが、自室ではメシャムとブライアを愛用していたそうです。

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ガンルーム(士官室)には多くのパイプがあったので、自分のパイプが見分けられるようにステムの2/3位に焦げ目をいれていたそうです。




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