フナハシ Ballade
名古屋ノリタケの森の近くにある老舗タバコ店「フナハシ」のパイプで、深代製作所が製造しています。
お店には2014年、2016年 2018年と2年毎に3回お伺いしました。
2014年に訪問した時、店長さんにこのシェイプを勧められました。
イヴァルソンかミッケが来日した時に、本人に直談判して寸分違わぬレプリカの制作許可を頂いたと語っていました。
とても気さくな店長で、私の持っていたコモイをグラインダーで綺麗掃除し磨いてくれました。
当時の記憶が強く残っていたので、ヤフオクで見つけた時に落札しました。
お店の中に、ソファーとテーブルがあり、一腹できるようになっています。
巨大なタバコジャーが置いてあり、桃山とボルクムリーフチェリーを同量混ぜたタバコがたっぷりと入ってました。
半分くらい吸うと「ポン」と灰皿に捨てるのですが、ドーム状に残ったタバコが、大きな灰皿にポコポコあったので覚えています。
着色やカルナバなどのワックスも使用しない「生地仕上げ」が特徴です。
白木の表面が光沢が出るまで仕上げるのは大変な作業だと思います。
メシャムのように少しづつ色が付くのを楽しんで欲しいそうです。
・全長:xxxmm・ボウル高xxmm
・外径:xxmm・内径:xxmm・深さxxmm
・重量:xxg
刻印はきれいな筆記体で「Ballade」
ショパンに始まったクラシック音楽におけるバラードから派生した歌唱曲の様式。
クラシックを踏襲し、ゆったりしたテンポ、静かな楽想、美しいメロディラインやハーモニー、ラヴソングを中心とした感傷的な歌詞。
外観:4
咥えやすさ:3
味:4(オールラウンド)
さすが、フカシロのハンドメイドだけあって、フローと味はすごく良いです。
少し重いので咥えっぱなしでが顎が疲れます。
ボウル内側はコニカル構造なので、パイプは大きいですがタバコは適量入ります。
確か「バラードの次はブルースですか?」って聞いたら、笑いながら「次はないです」と答えられました。
居心地が良く、ゆっくり喫煙スペースのあるタバコ屋さんは良いですね。
私の知っている場所では、以下があります。
名古屋フナハシ、大阪北野田ハマヤ、京都岸田タバコサービス、福岡エピキュリアン、東京五反田野村タバコ
そろそろ2020年なので、コロナ禍ですがフナハシ再訪したいですね。
2022年夏、フナハシのご主人がお亡くなりなったと伺いました。
ご冥福をお祈りいたします。
<参考サイト>
クグロフト:フナハシバラード(深代製作所)
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kogloft/barado.html
文七の日記:フナハシ
http://blog.livedoor.jp/bunsiti/archives/52329949.html
http://blog.livedoor.jp/bunsiti/archives/52328919.html
フナハシお店情報
https://smithcorp.jp/introduce-store/2015/08/6987/
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