Comoy Sunrise 235
久しぶりに大当たりを引きました。
サンライズはフランス製コモイ(シャコム)のセカンド品で、1960~1970年代の制作になります。
コモイではオーム・ポールは「Kruger」と記されています。
大英帝国に喧嘩を売ったトランスヴァール初代大統領ポール・クリューガー叔父貴の名前です。
大きいですが実用的なサイズで、休日に映画を見ながら吸うのにちょうど良い。
コモイ特有のヘビー感はありませんが、キュアリングされていそうです。
セカンドラインはリップのハズレが多いですが、今回はアタリです。
トップは緩やかにベベルカットされており、側面のバーズアイへのつながり方が綺麗です。
小穴は多くありますが、独特なフォルムのおかげでむっちり感があります。
・全長:104mm・ボウル高60mm
・外径:?mm・内径:21mm・深さ?mm
・重量:?g
刻印は左側面「Sunrise」「Amber Grain(筆記体)」「Giant」
右側面「Vintage Briar(筆記体)」「235」
シャンク裏に「FRANCE」
ステムに相合傘マークと「S」
ロゴ :アーチ(古い?)、直線(新しい)
着色 :Tawny(茶褐色)、Amber(オレンジ色)
表面 :Natural(スムース)、Etched(ブラスト・ラスティック)
P.O.S :ロンドン(古い)、フランス(新しい)
マーク:S(古い)、CC(新しい)
外観:4
感触:4(咥え心地)
味:5(オールラウンド)
1870年冬、フランスとプロセインの一年戦争で20才のアンリ・コモイは捕虜になります。
収容先で従兄弟のシャルル・シャプイと偶然出会います。
アンリは8年後、産業革命で抜きん出たロンドンで「Comoy」を開きます。
1922年、シャルルも息子ルイとフランスで「Cahpuis Comoy」を開きます。
その後、ChacomはLaBruyereに合併されたりして消えかけますが・・・
戦場の奇縁再びか、シャプイとコモイの孫の代で復活します。
「仲良きことは美しきかな」by 実篤ですね。
コモイのオーバーサイズがそろってきました。
サンライズついて調べてみましたが、2chはソースが薄そうです。
・ComoyとChacomが分業して制作していた。(Log&Datings)
・米国イワン・リースで販売していたものは、P.O.S.がロンドン(Smoking Pipe BBS)
・コモイがロンドンに拠点を移した後、フランスに残った工場で製造ラインだった(2ch)
・1930年の戦前もあるが、多く生産されたのは1970年代。(2ch)
・1969年の広告に100年以上のアルジェリアブライアが使用されていたと記載(2ch)
・フランス製はシャコムのセカンド品(2ch)
・Grand Slamの半額くらいだったので、セカンドグレードでも低ランク(2ch)
・eBayで10$前後と安価で、アルジェリアンでコスパが良い(2ch)
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