デンマーク王室御用達のラールセンのハンドメイドです。
日本はまだ幕末の1864年に、コペンハーゲンの有名な「ウォーキングストリート」アマガトルフ通り9に美しい店舗を開きます。
1960年初頭、店長スペンド・バングの希望で、店舗の地下にパイプ工房を作ります。
1963年、スーアパイプのポウル・ラスムッセンからフォーマを迎え自社パイプを販売します。
その後、ラールセン葉巻工場にもパイプ工房を拡張し、登竜門の役割を担ったようです。
自由にパイプを製作させていたようで、名だたるパイプ作家を数多く排出します。
この時代から1970年代にかけてがラールセンの黄金期と言えます。
1980年初頭にオール・ラールセンは引退し、息子のニール・ラールセンに店を譲ります。
この頃から、低価格路線や、ハイグレードの自由度も失われ魅力は凋落します。
1990年代にはスタンウェルに買収され、2004年に140年続いた店舗も閉鎖してしましました。
このパイプはショートビリアード、ポット、ブランデーの中間のシェイプです。
サンドブラストが綺麗で底の渦巻くようなグレインの出かたがとても綺麗で見飽きません。
・全長:xxxmm・ボウル高xxmm
・外径:xxmm・内径:xxmm・深さxxmm
・重量:xxg
刻印は底に「W.O.LARSEN」「HANDMADE」「MADE IN DENMARK」
外観:4
咥えやすさ:3
味:4
煙道は太く、火皿の内径も大きいですが、結構繊細な風味の感度が良いです。
着香用にしようと思っていましたが、ヴァージニア用でも良さそうです。
シャンクの継ぎ目の僅かなスムースの部分がグラデーションしており、リングがあるように綺麗です。
同時に入手した「角純」と同じオーナーのパイプのようですが、かなりのパイプ愛煙家だったようです。
これも、お気に入りパイプになりました。