カテゴリー「04ハンドメイド」の26件の記事

2019/10/28

Paul Bonacquisti Rustica

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ポール・ボナキスティ36才の2000年の黎明期の作品です。
古いクレイのシェイプ、紫檀色のボウル、鮮やかな赤紫のステムと不思議な組合せです。
当初はダンヒルのレッド・バークのような色だったのかもしれません。
 
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特徴はなんと言ってもクレイパイプと同じモノポール(一本足)のノッチ。
ボウルが熱くなるので、火皿だけでもテーブルにちょこんと置けるように付いています。
テーブルを焦がさないようにとの記事もありました。
安定して自立しないので足はお飾りですが、3倍強くなった気がしますよね。少佐
 
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ボナキスティは、フレッド・ハンナ氏が選んだ現代北米サンドブラスト七傑の一人です。
実家が木工店で、1994年から独学でパイプ制作を開始。
1996年からパイプ作家として販売しはじめました。
 
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ちなみに高校時代から父親のパイプを借りて吸っていたそうです(おい、未成年!)
マーク・ティンスキーとジョン・イールズに学んだ影響が大きい。
クラシックを基調としたシェイプが多く、年間で100~150本を制作しています。
 
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本人が巨漢なので、パイプも巨漢な事で有名だそうです。
「パイプが重いなぁ」と咥えながら検索していると、かなり軽量な部類である事が判明。
「リンドナーに似ているなぁ」と思って検索していると、どちらもイールズ師に学んでいる事が判明。
 
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吸い味は19mm・3mmなので適度な抵抗感もあって吸いやすいです。
ブライアはギリシャ産で、超セレクトしている記事があるだけあって素晴らしいです。
ちょっと長すぎて、普通のモールではボトムまで届かないはご愛嬌。
 
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 ・全長180xmm・ボウル高xxmm
 ・外径:xxmm・内径:19mm・深さ51mm
 ・重量:56.6g
 
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刻印「Bonaquisti」「0」「Rustica」「made by hand」
ステムに「B」の刻印
刻印やロボはカステロを意識している感があります。
 
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1963年:NY生まれ
1984年:兄のジョンと木工店を経営。現在も続けている
1994年:独学でパイプ作成
1995年:マーク・ティンスキーとジョン・イールズに学ぶ。
   :「Bonaquisti」製作年1桁「HAND MADE」
   :ラスティック「Ruvido」サンドブラスト「Sabbia」スムース「Lustro」
1996年:プロのパイプ作家になる。(33才)
1997年:「made by hand」に変更。英語表記にする。
2001年:製作年を2桁に変更する
2009年:ステムロゴ「B」から、は銀を裏打ちした透明なアクリルダイアモンドに変更。
   :「Bonacquisti」に変更(本名で途中に「c」が一文字追加される)
 
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外観:4
咥えやすさ:3
味:4(オールラウンド)
 
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届いた時は、ボウル表面は熱でマットな状態になっていました。
シャンク付近はシェラックっぽいですが、カルナバが好みなのでワックスをかけました。
 
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グラインダーでカルナバとブラッシングをかけますが、凹凸がきつく3回ほど繰返しました。
最後は歯ブラシで艶出して完成です。
 
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着火時にタバコ面が見えないのと、重いのが辛いですね。
ボウルが熱くなりやすいのも気になります。
 
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<参考サイト>
http://yeoldebriars.com/modernmakers.html
http://yeoldebriars.com/misc/bonacquisti/bona_ttp.html
http://west55555.blog21.fc2.com/blog-entry-64.html
 
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一本足のノッチが多きいので、こんな持ち方もできます。
 
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2019/04/27

碓井義隆 フレスコ

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碓井義隆氏が浮き彫りを施した「フレスコ」パイプです。
ベースのパイプは、Savinelli Punto Oro (Gold Point)です。
   
200x年頃、デパートの装飾として置いてあったサビネリ社のシーコラールに惚れ込んだそうです。
当時シーコラールは生産中止しており、自分で同じものを彫り始めたのが始まりのようです。
 
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既存のパイプの塗装を剥がして彫るので肉厚な火皿のパイプが必要です。
2005年頃まで、依頼を受けて2~4万で比較的安価なパイプに彫っていました。
 
その後「ラ・ピエール」「シリウス」などで店舗販売に切替えたようです。
この頃からベースとなるパイプのグレードを上げ、角純や自作?もあったようです。
フレスコワールドというHPで紹介をおこない、フレスコのオフ会なども行っていました。
 
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サビネリ社「SEA CORAL」は珊瑚の意味で、カステロ「SEA ROCK」の影響がありそうです。
塗装なしの「PUNTO ORO」に彫り込まれたモデルと、塗装有りの「CAPRI」があります。
CAPRIはセカンドグレードで、険しい地形で知られるカプリ島の意味です。
 
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驚いた事に、手垢や灰による汚れは水で洗って良いそうです。
サビネリに問い合わせた方がおり、先代工場長が彫っていたと返事があったそうです。
3年以上のエアキュアリングの記事も木になります。
 
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硬いブライアをリューターで削込むのは、危険で集中力のいる作業です。
職人やコストの問題から作られなくなり、2008年頃には碓井氏も製作を辞めたようです。

フレスコワールドHPもなくなり、2019現在ラ・ピエールの在庫18本のみ確認できます。
当時、ブラストやらスティックはラジエター機能を果たすと評判になりました。
実際は、パイプの吸い味は冷却以外の要因も多いので廃れてしまったようです。
 
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フレスコという言葉を調べると、13世紀末で、イタリア・トスカナ地方で誕生しました壁画です。
黄金期は14~16世紀ですが、15世紀に油絵が世に出てから徐々に使われなくなりました。
 

 ・全長:xxxmm・ボウル高xxmm
 ・外径:xxmm・内径:xxmm・深さxxmm
 ・重量:xxg

刻印は底面に「FRESCOR」「YU」
 
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通常イニシャルを刻印します。「PEKE」刻印は失敗のペケらしいです。
 
外観:3
咥えやすさ:3
味:3
 
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ベースになっている、Punto Oroはグレードの高いのでブライアーや作りは悪くないと思います。
美味しいパイプで、咥え心地も良いパイプです。
 
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暗黒時代などと例える人もいますが、フレスコ騒動のログはほとんどなくなっています。
氏の濃いキャラクターや、エキソントリックなやり取りは面白かったのですが(^^;)
生産するのは、かなり大変な作業だったと思います。
硬いブライアを深く彫る作業は、壊してしまうリスクや、ケガする危険も高いです。
時間をかけて彫るのであれば可能かもしれませんが、量産販売するには不向きだったと思います。
 
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シャンクとボウルトップのラスティックのかけ方がは個人的にちょっと苦手なテクスチャーです。
白木より、カプリのようにきれいにワックスや塗装する選択肢もあってよかったのではと思います。
数年後には知る人も更に少なくなるパイプですが、蒐集家には嬉しいパイプです。
 
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Savinelli Punto Oro 関連リンク
http://sqbull.blog120.fc2.com/blog-entry-118.html
https://rebornpipes.com/tag/savinelli-punto-oro-corallo-di-mare-510ks-bulldog/
http://yeoldewasabi.blog104.fc2.com/blog-category-5.html
 
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2019/04/08

Splendour

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2018年末、シンゴ氏曰「俺のスプレンダーが天下一品といふ者は名乗りを上げよ」
檄文に応じたのは、石川Ryo、岡山ふぐり、大阪やましの3者ですた。
 
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己が絶対に自信のあるシェイプを「Splendour」に委託す。
 
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時は流れ、2019年、世界は核の炎に包まれた。
海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えた。
だが、人類は死滅していなかった。
 
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時は平成末記 四月四日四人の漢が、第一回天下一武道会で一位になるべく闘いが切って落とされた。
 
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 ・全長:135mm・ボウル高50mm
 ・外径:xxmm・内径:20.5mm・深さ41mm
 ・重量:45g
 
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刻印は底面に「SPLENDOUR」「HAND MADE」「19」
シャンクはメタリック銀「シルバースポット」
 
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スプレンダーを辞書で調べると
  splendor(米国)、splendour(英国)で主に英国で用いられる。
   1.輝き、光輝、光彩
   2.華麗、堂々たること
数字は2019年の意味です。2018年から製造年刻印を始めたそうです。
 
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外観:5
咥えやすさ:5
味:5
 
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実はパイプオーダーメイドは、今回初めてです。
 
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天下一武道会開催の5分前に荷物が届き、3分前に初めてブツを目にしました。
 
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開口一番「おおっ、ブラストすげー!ちゃんとフタがついてる」
このフタを開ける感触も「ニュー・・・ポンっ」て実に心地よい。
 
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リップエンド、重量バランスが良く、咥え心地はハンドメイドならではの最高な完成度です。
 
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実際に吸ってみる、煙道からスーッと紫煙が届きます。
思わず「これは優勝しちゃったかな」とつぶやいてしまいました。
 
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優勝はふぐり氏の巨大なスワンネック。
https://www.smokingpipes.com/smokingpipesblog/single.cfm/post/history-the-dunhill-lc
ボウルトップが、かなりすぼまっておりインパクトのある美しいデザインです。
 
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オーサーもブローフィッシュも欲しい完成度です。
しかし4人が個別に注文し、全く異なる方向性になったのもびっくりしました。
 
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アイデアというのはまだまだ尽きないものですね(^^)d
次回の第二回天下一武道会も楽しみにご期待下さい。
 
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スプレンダーパイプの詳細はこちらまで。
https://www.splendourpipes.com/
ウィンドシールドとガベルのチェリーウッドがすごく欲しい。
 
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2019/03/16

佐藤純雄 Smio Satou

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佐藤純雄氏の縦長でベントブランデーのシェイプです。

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柘植で25年働き、その中でイバルソンやミッケにから学んだそうです。
個人でもパイプ製作を行い、現在は修理を行うことでも有名です。
氏の修理したSASIENIがありますが、とても咥えやすいです。

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pipediaによると父親も柘植の職人で、マッカーサーのパイプを修繕した事があるそうです。
マッカサー記念館に、執務室で愛用していたブライアーとメシャムが飾ってありますが、この時修理したパイプかもしれません。

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「角純」の異名があります。
1977年に宝酒造から販売された「純」を愛飲していたのではないでしょうか。
四角い透明ビンに明朝体で「純」の1文字は、当時インパクトのあるお酒でした。

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きめ細かいブラストが着色と合っており、パイプ作家ならではの独特なクラッギー感があります。

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 ・全長:xxxmm・ボウル高xxmm
 ・外径:xxmm・内径:xxmm・深さxxmm
 ・重量:xxg

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刻印は底に「純」「SMIO SATOU」「JAPAN」
「SUMIO」の刻印だと海外のパイプ仲間が「シュミオ」と呼んでしまうため「U」を抜いたそうです。
製造年はわかりませんが、同時出店されていたパイプから1970~1990年代の作成と思われます。

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金巻きに「18K」と刻印されています。
「18」金含有率75%+銀銅等25%、「K」はKaratの略で質量の意味します。

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外観:4
咥えやすさ:5
味:4

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前所有者のカーボンは綺麗に付いていますが、ちょっと分厚過ぎるので一度剥がす事にします。
けっこう柔らかいカーボンでした。
最近は100均の彫刻刀・丸刀でカーボンの荒削りしていまうすが、結構便利です。

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ある程度削ったら、SAメソッドにかけます
 
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綺麗にしました。ウ~ム(-_-)これは素晴らしいっ!

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煙道は少し細めですが、リップスロットの空間が大きくとってあります。
薄く広めのリップエンドは戦前コモイのスレンダーバイトと同じように咥えやすいです

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イエローゴールドの金巻きは初めてですが、銀とは違った輝きが良いですね。

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超お気に入りのパイプになりました。

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わずかにラタキアの香りが残っていますが、それもまた良し。
一緒に落札したラールセンと同じオーナーで、かなりの愛煙家が所有していたと思います。
これからも大切に使って行きます。

パイプは作った事はありませんが「佐藤純雄のハンドメイドパイプ講座」はとても参考になります。
http://www.lapierre.co.jp/html/page13.html

<2021/5/20>

tobaccopipesjapan.comのクリストファーさんが欲しいとの事で譲渡

 

 

 

 

2018/06/17

Erik Nording Golf Pipe No1

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2001年にエリック・ノールディングが限定生産したゴルフボールをデザインしたパイプです。
この年、タイガーウッズがメジャー大会4連覇を達成したゴルフが話題の年です。
ノールディングはハンターシリーズと並びアウトドアで吸うためのパイプとして作ったそうです。
 
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第2弾は2002年にドライバーを模したパイプ。
第3弾は2003年のカタルーニャ(スペイン)PGAゴルフ6コースのグリーンをシェイプにしました。
 
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今となるパイプとゴルフの両方が好きな人しか買わないパイプですね。
白いパイプはすぐ汚れるので、飾るのがメインになりそうですし。
タイガーウッズも不倫が発覚し離婚していまいましたし。
 
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ゴルフボールのディンプル(えくぼ)のテクスチャーをうまく再現しています。
このラスティングはかなり大変な作業です。
ゴルフボールは二液ウレタン塗料と呼ばれる耐久・耐熱・光沢維持性の高い塗装が一般的に施されています。
このパイプも上記かアクリル系の塗装が行われています。
 
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アーミプッシュで双方シルバーで補強されています。
喫煙途中でも、簡単に外してポケットに入れる事ができます。
 
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以下のサイトに 3種x3万円(£190)x3セットでコンプできます(2018現在)
https://www.mysmokingshop.co.uk/index2.php?mod=category&man=559&cat=67
 
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 ・全長:140mm・ボウル高42mm
 ・外径:mm・内径:22mm・深さ33mm
 ・重量:47g
 
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側面にプリントで「Nording」「GOLFPIPE」「No-1.2001」
アーミープッシュに刻印で「Nording」
 
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外観:3
感触:4(咥え心地)
味:?(オールラウンド)
 
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グリップ感はゴルフボールと同じでなかなか楽しいです。
また、リップエンドは薄く、重量バランスも良いので結構咥えやすいです。
アーミープッシュ、ミリタリーマウント、スピゴットなどの呼び方があります。
戦地で即応できるように強化した事が名前の由来とあります。
流石ノールディングだけあって、アウトドア用のパイプとしてよく考えられています。
 
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同梱されているの絵はフィン・ケプケの作品です。
多分、デンマーク黄金時代を代表する風景画家クリスチャン・ケプケ(1810-1848)の縁者だと思うのですが。 
 
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ノールディング首振り人形(バブルヘッド)に持たせたかったけど、結構高かったのでやめました。
 
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このモール棒術の師父は凄くカッコいいので欲しいです。
自らの武器を携えながら、パイプを支えてくれます。(ノД`)功夫だ


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喫煙した同じパイプがオークションにありました。

塗装が剥げていますので、アルコール系で拭くのは避けた方がよさそうですね 

2018/05/11

J.T.Cooke 2003

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北米最高の「ザ・マスター・ブラスター」ジェームズ・T・クックのパイプです。
1954年バーモント州生まれ。デザインを学び、テレビのアートディレクターを務める
1970年初頃 紙巻たばこをやめパイプに興味を持ち、自分でパイプを作成し始める。
1975年「ブライヤー・ワークショップ」で5年間働く。
1980年ワークショップのフロリダに移転が決まりバーモンドに残りBarry Levinに師事する
1980年末 戦前Dunhillのshellに触発され、サンドブラストを研究する。
1999年から「スーパー・ディープ」や「エクストラ・クラッギー」と呼ばれるサンドブラストが始まります。
2002年から刻印「JT&D」から嫁の「D」が無くなり「JT」になる。(離婚後も仲は良いそうです)
 
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彫りの深いサンドブラストは、5回の工程で20時間以上かけて削ります。
ラスティックは使用せず、サンドブラストの限界まで挑むのがクックスタイル。
以下のサイトを見るとサンドブラストをで削る作業の大変さが伝わります。
(参考:サンドブラストの可能性:http://made-in-dovecote.tumblr.com/essays
(参考:楽煙通信:https://take5255.exblog.jp/20533806/
 
3  
 
クックはHPで、虫眼鏡でグレインの内側の葉脈まで観察して欲しいと語っています。
おおおっ!(o_O) 確かにすごい
 
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ヒッピースタイルの陽気そうなおじさんですが、職人気質の人物のようですね。
 
 ・ブライヤーからタンニンを抽出する独自のキュアリングをかけている
 ・独自の強度の高い練アクリルを使用している
 ・パラゴンワックスとハルシオン2ワックスを最初にパイプに使い始めた
 ・若い頃、パイプ修理のしすぎで腱鞘炎になる。顧客などのカンパ費用で手術を受ける。
 ・基本定価は$800で自分のHPで販売していますが、2~3年のオーダー待ち状態
 ・寝る前は、オールドダンヒルかバーリングで一服
 

詳細はこちらインタビューが参考になります。
http://tobaccodays.com/2011/08/j-t-cooke-in-a-class-all-his-own/

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2003年の製作で、サンドブラストとしては初期の作品になります(49才)
シェイプはビリアードで太いスクエアシャンクのおかげで安定して自立します。
意外と見かけないシェイプですが、とても気に入っています。
 
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 ・全長:140mm・高さ45mm
 ・外径:34mm・内径:19.5mm・深さ40m
 ・重量:46g
 
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刻印は「HANDMADE BY」「JT COOKE」「US VERMONT」「2003」
シャンクには太極図のマーク(HPには勾玉型の道教太極図が描かれている)
 
 

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通常はグレード刻印はありませんが「GLOBE」刻印がある場合は最高のグレードになります。
「OKF」「OGF」の刻印はブライアーの産地で、モロッコ産とイタリア産です。
「JT&D」の刻印の場合2001年まで、Dは元妻Debのイニシャルでサンドブラストなどを手伝っていた
 
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Shu3クック(離婚前の2001年)のソックスは青緑色の台湾製でしたが、2003年には中国製で深緑色です。
(参考:Leap of Faith 出張所:http://shuzed.blog104.fc2.com/blog-category-53.html
ちなみに最近は、皮製(合成皮革かも?)のソックスになっていました。LoL
 
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外観:5
咥えやすさ:?
味:?(ヴァージニア)
 
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作家物は大振りや繊細なパイプが多いですが、適度な大きさで頑丈そうなシェイプが気に入って落札しました。
 
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実際に届いて驚いたのは、ほとんど使用されていなかった事です。
凹凸の強いボウルはワックスで乱反射しキラキラと光りますし、ステムは鏡面のようです。
 
Sg  
 
出勤カバンにいれて日常用のパイプとして使うつもりでしたが・・・
なんか、久しぶり新品パイプがもったいなくてまだ吸っていいません。
 
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まだパイプの塗装剤の風味がしますが、キュアリング特有の出汁感と後半の旨さがあります。
ボウルからの香りも良く、OBではダンヒルよりバーリングに近い感があります。
 
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2018/04/29

Poul Rasmussen

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ダニッシュブームの草分け、コペンハーゲンのスーア店二代目店長ポール・ラスムッセンのパイプです。
かなり使い込まれたパイプで、トレードマークのレッド&ホワイトマークは無くなっています。

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ポール・ラスムッセンは戦前プロのボクサーで、趣味は登山でした。
大戦後スーアパイプ店で親友イヴァルソン(10才年上)の弟子として働きます。

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イヴァルソンはスタンウェルの後ろ盾で1950年に独立し、華々しくデビューをします。
一方、スーアの店主テォフィル・スーアが他界するとラスムッセンが引継ぎます。
1953年に修理専門でホルベックを雇いますが、経営難で3年で解雇しています。
ホルベックは次のように述べています。
「パイプ作り方は教わらなかったが、ポールが作るのを見ていた」と
1957年に雇ったフォーマも「給料は安かった」と書いています。
しかし、最高の技術とカリスマを持っていた人物のようです。

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ラスムッセンは30代で心臓病を患い、1960年のデンマークで3例目の人工心臓弁の手術を受けます。
若い頃のボクシングと登山で心肺能力が高かった事もあったと思います。

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手術の翌年、1961年にラールセンが北米輸出向けに作成したダニッシュパイプ・カタログで反響を得ます。
全24ページ中1/3の8ページにわたりラスムッセンのシェイプが記載されています。
 
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1964年Bjorn Bengtssonは、パイプ作りを学ぶ場合、コペンハーゲンに2つの「スクール」があったと記載しています。
「スーア・スクール」は、月額は500クローネ(現在の20万円位)でした。
もう一つの「イヴァルソン・スクール」は、授業料が高く入門できなかったそうです。

1960~1962年 ダニッシュ・ブームのバブルは、黄金都市デトロイトの自動車富豪がシカゴのイワン・リースでパイプを買い漁った事が背景にあります。
わずか2年で、イヴァルソンとラスムッセンは、徒弟を安月給で雇う立場から授業料がを取れる立場に変わっていました。

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 ・全長:150mm・ボウル高50mm
 ・外径:33mm・内径:xxmm・深さxxmm
 ・重量:30g

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 刻印は「34」「SUHR KOBENHAVN」「BRUYERE EXTRA」
 ダボ付近に「HAAND SKAAREN」

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デンマーク語で刻印されていますので、1957-1961年までに作成された可能が高そうですす。
後年は世界的なダニッシュブームで英語の刻印になるでしょう。

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外観:5
咥えやすさ:5
味:4(All)

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煙道はかなり細いのですが、実際にタバコを詰めると程よい抵抗感でフローは良好です。
重量バランスが良く、またリップエンドが丁寧な作りで、パイプの咥えやすさの重要性をあらためて認識します。
たばこの吸い味は濃く出ます。
ダブリンシェイプは後半の喫煙が難しいですが、ジュースが出にくく容易に吸えます。
ボウル前方のタバコが燃やすいので、手前側を少し強めに詰めています。

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<ポール・スムルッセン(1921-1967)とスーアの歴史>
  19XX年  テォフィル・スーア(Teofil Suhr)がコペンハーゲンのビジネス街にパイプ店を開く
  19XX年  ブラクナー(Brakner:Peter Micklson)を雇う
  1946年  保険の外交員だったイヴァルソンがスーアの工房でパイプ修理を始める。
  194x年  ラスムッセンがスーアで働き始める。
  1950年  スタンウェルの後ろ盾でイヴァルソンがストローエ通りに工房を開き独立する。
  195x年  スーア氏が他界後、ラスムッセンが工房を引継ぐ。ブラクナーは独立する。
  1953年  ホルベックがスーア働き始める(修理専門)
  1955年  シカゴのイワンリース店がダニッシュを宣伝し、アメリカでダニッシュブームがおきる。
  1956年  経営が厳しくホルベックを解雇する。→ ダンが雇う。
  1957年  フォーマー(Former:H・J・ニールセン)がスーアの装飾を担当した事で弟子入りする。
       スヴェン・ヌードセン(兄)が弟子入り。
  1959年  スヴェン・ヌードセン兄が独立する(弟のティディは従軍中で1970年に合流)
  1960年  ラムルッセン氏は、デンマークで臨床3例目の人工心臓弁の手術を受ける
  1961年  ラーセン工房の輸出カタログにラムルッセンのパイプを掲載し大人気となる。
  1963年  S.バングに紹介し、若手のフォーマーをラールセンに移籍する。
       アンネ・ユリエ(23才)と結婚する。
  1965年  息子のバーナード・ユリエが生まれる。
  1966年  コノウィッチ親子(エミールとイエス)とビョルンが弟子入り。
  1967年  10月ラスムッセンは46歳で心筋梗塞により他界する。
       工房はエミール・コノウィッチが引継ぐ。
       ラスムッセン嫁のアンネ・ユリエは、フォーマに弟子入りする。
  1968年  イエス・コノウィッチがイヴァルソンに弟子入りする。
  1970年  コノウィッチ親子は独立して工房を開く。(スーア閉店?)
  1970年末 ダニッシュブームが終わる。

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E・コノウィッチ、P・ラスムッセン、S・バングとダニッシュを代表するパイプを入手しました。
見た目に注意が行きがちですが、内部構造やリップの作りは、古い英国のパイプや近年の北米パイプ作家とは異なるアプローチがあります。
入手の難しいパイプですが、興味がはつきないものです。


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2018-12-20 ステムのシンボルマークの修理
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ポール・ラスムッセンとアンネ・ユリアは、ステムのレッド&ホワイトがトレードマークです。
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残念ながら、このパイプは欠落し穴があいていました。
そこで100円ショップのグールガンで穴埋めを試しました。
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油分があると粘着力が下がるのでアルコールで脱脂します。
モールを刺して、グールガンで樹脂を練りこみます。
硬化する前にモールで内側の部分の余分な樹脂を取ります。

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表側も固まる前に余分な樹脂をティッシュでふき取り、プラモ用コンパウンドで研磨しました。

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なかなか自然な感じで良い仕上がりです。
紫外線硬化樹脂やパテタイプ瞬間接着剤でも大丈夫だと思います。

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2018/02/17

有田静生 81 KAGAYA

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有田静生氏が1981年に作成したパイプです。
根竹ステムは前から欲しいと思っていまいた。
 
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竹根工芸の歴史は古く、平安時代に源頼義が馬の竹根鞭を奉納した記録があります。
現在でも傘やカバンの取っ手などに利用さています。
チャップリンの杖も日本の竹根が使用されていました。
 
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竹根は地下30cmくらいで伸びる地下茎で、1年で約8メートルも伸びます。
節の部分から、ひげ根やタケノコが出てきます。
ステムに適した太さ(12~14mm)になるのは、芽生えて3~4年目です。
収穫後、油分を抜くために熱湯で煮込み、長期間乾燥させてひずみを減らします。
 
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このパイプで使用されているのは、節の間隔が狭いので根本付近です。
均等な太さになりにくい部分で珍しいです。
各節目に「ひげ根」の跡がクレーターのように並んでいます。
 
Tevi  
 
正面から見るとサメの牙の形でとてもかっこいいシェイプです。
 
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エッジ部分がうまくグレインとバーズアイの境目がわかります。
 
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 ・全長:?mm・ボウル高55mm
 ・外径:?mm・内径:20mm・深さ3.5mm
 ・重量:?g
 
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刻印は「蟻のマーク」「CARVED By S.ARITA」「81」「selected by KAGAYA」
 
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有田氏は1977年に加賀屋(1962年創業)パイプコンテストで優勝し、42才でプロになりました。
1978~1986年ごろまでは、加賀屋の刻印が入ったタイアップのモデルが多くあります。
おそらく2000年から「年2桁」+「作品番号1~3桁」を刻印しています。
グレードの刻印も2000年からだと思います。
グレード:AA(4%:10万円以上), A(20%:7~10万円), N(35%:5~7万円), T(40%:3~5万円), S(3万円)
 
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外観:5
咥えやすさ:5
味:5(ヴァ-ジニア)
 
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根竹は丈夫な素材ですが、パイプの長い寿命を考慮し鉄心が入っています。
継目には水牛の角を入れ、竹の割れやすい部分が補強されています。
 
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モールは底までスッと通り、程よいエアフローがあります。
重量バランスが良く、薄いリップでかなり咥えやすい。
 
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吸い味は、ヴァージニアが上品な甘さで出るタイプです。
左手に持つと凹凸がちょうど良く手に納まる設計で、ボウルの煙が程よく鼻先に届く位置です。
 
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有田静生氏のブログ(パイプの作り方載っています)
 
有田静生パイプギャラリー(リビングショップ安藤)
 
これを見ていると福禄寿を連想するようなもちーっとしたパイプや、直立するパイプも欲しくなる。
・・・いかん、懐が・・・
 
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2018/01/31

Emil Chonowitsch

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エミール・コノウィッチ(1920-1996)と息子イエス(1947-)と並んで、親子で有名なパイプ作家です。
 
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1920年生まれのエミールは、第二次大戦末コペンハーゲンでタバコ専門店を開きます。
196x年、イヴァルソンに弟子入り。
1966年、ポール・ラスムッセンのスーア工房に入りします。
息子イエスも学校の休暇中に工房を訪れ、ブライアパイプに魅入られ弟子入りします。
1967年、ラスムッセンが心筋梗塞で他界。スーア・パイプ店の三代目店長になる。
1968年、息子イエスがイヴァルソンに弟子入りする。
1970年、二人はコペンハーゲンから南のステウンス半島で農家を改築し工房を開く。
1992年、エミールはパイプ制作から引退。4年後に他界しました。
 
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コノウィッチ親子は、同じ工房ですが作風が異なります。
イヴァルソンの弟子筆頭として、ラスムッセンとエミールとミッケがいたようです。
 
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父エミールは、クラシックをベースにした職人肌のパイプが多いです。
息子イエスは、イヴァルソンやミッケに近い流線形を用いた芸術的なパイプになります。
ラスムッセンとイバルソンは親友だったそうですが、二人の系譜が親子に継がれているのは面白いですね。
 
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このパイプは、父エミールの作品で、ロバットですがボトムが少し膨らんでいます。
喫煙中にボウルを見ると、この膨らみには独特の美しさがあります。
内部も精緻で、エアフロー、リップ、重量バランスのいずれも素晴らしい完成度です。
 
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 ・全長:131mm・ボウル高:48mm
 ・外径:31mm・内径:20mm・深さ:42mm
 ・重量:xxg
 
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刻印は側面に「CHONOWITSCH  DENMARK」とダボ付近に「Handcut」
 
エミールの刻印はシンプルです。
モノグラムの刻印もありますが、数が少なくいので晩年ではないでしょうか。
イエスは、イバルソンと同じ円状に「Chonowitsch Denmark」中央に「Jess」特別なパイプは「鳩」を刻印します。
コルシカ産かギリシャ産の硬めのブライアを使用します。
 
Ecstamp  
 
シェイプ番号が入っている場合もあります。
デンマーク国内向けは「Handcut」を「Handskaaren」と刻印しています。
 
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外観:4
感触:5(咥え心地)
味:5(オールラウンド)
 
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T162  
 
せっかくなので、息子ががブレンドした「JESS CHONOWITSCH T15/T16」を吸っています。
 
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味も濃く出て、中盤の変化もわかりやすい。
咥えっぱなしでもぜんぜん疲れません。
私が所有する中でもトップクラスで、とても気に入りました。
 
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これがたとえ無銘でも、咥えれば「欲しい!」と思う素晴らしいパイプです。
 
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<JESS CHONOWITSCH パイプたばこ>
 
  T12:バージニアとブラックキャベンディッシュ、少量のオリエンタル
  T13:ケンタッキー、バージニア、少量のメリーランドとキャベンディッシュ
  T14:バーレー、ゴールデンバージニア、ハーブで香り付けたブラックキャベンディッシュ
  T15:ヴァージニア・テネシーバーレーと少量のラタキア・トルコ葉・キャベンディッシュ
  T16:バージニア・シリアラタキア・スミルナオリエント
  T17:バージニア2種・マケドニアオリエント・ラタキア
 
 2018年現在、国内で販売しているのは、T15とT17
 
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2017/12/25

Ken Pipes 17193 OC

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櫻井謙一郎氏のハンドメイドパイプで2017年9月の作品です。
オイルキュアを行っている日本人パイプ作家は少なく、前から興味がありました。
デザイナー出身だけあって造形やテクスチャ・着色等の技術は素晴らしいです。
内部も緻密な設計と、丁寧な仕上げで人気のあるパイプです。
 
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シェイプはダブリンで、イタリア産ブライアを使用と記載されています。
リンググレインとトップのバーズアイを出す為、少し前傾しています。
 
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オイルキュアは、ブライアを油に漬けて加熱するので、吸い味が変化するのが特徴です。
「濃くなる」「甘くなる」「ナッティーになる」「コクが出る」等、評価は色々です。
逆に「油くさい」「ブライアがもろい」「オリジナルの味でない」と厳しい評価もあります。
 
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Kenパイプは、オリーブオイルとラム酒でキュアリングをかけているそうです。
2016年は数名のパイプ作家でオイルキュアリングパイプが出ましたので、共同で開発したのかもしれません。
 

アッシュトンは、ブライアを油で8時間茹でて、オーブンで14日かけて油抜きするとあります。

  うろ覚えですが、前にどこかのHPで見たのですが、オイルキュアをチャレンジていた方法です。
   ・サラダ油とオリーブ油を同量入れて、約60度で1日煮る。
   ・更にお湯に変えて、2日程低温で煮る。
   ・日陰干しする。油がにじむなら再度湯抜きする。


油の調合や、煮込み時間、オイルを抜き取る工程、歩留まり等々、経験と手間と時間のかかる作業です。
油抜きの工程も大変で、短時間で材質を傷めない手法は特許になっているようです。
工程を減らす為、油を塗って加熱しただけもあった等の噂もあります。
しかし、オイルキュアリングは廃れてしまいました。

dunhillはモデルにより鉱物油の調合や漬込みを変更していたそうです。
sasieniはパイプの油抜き専用のオーブンを特許申請しています。
 
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海外のパイプ作家では、リー・フォン・エリック氏がオイルキュアリングを行っています。
 
<オイルキュアリングを行っていたメーカー>
 1960年までのバーリング Guinea Grain
 1969年まで:ダンヒル
 1970年頃まで:ウェインゴット
 1980年頃まで:コモイ
 1980年頃まで:サシエニ
 1970年頃:STデュポン
 2000年~2012年:ラディーチェ「oil cured」刻印(写真)
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 2016年まで:ファーンダウン
 2017年:アッシュトン(最近はオイルキュアしていないのでは?との話もある)
 
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オイルキュアリングの主目的は、えぐみの樹脂を短時間で除去する事です。
副次効果として、繊維構造の変化によって吸水効果と、油分コーティングによる香りの変化。
 
オイルキュアリング最高峰は、1966~68年製のダンヒルShellで鉄板です。
今でもネットでは高値で取引されています。
 
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 ・全長:142mm・ボウル高47mm
 ・外径:38mm・内径:18mm・深さ38mm
 ・重量:28g
 
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刻印は「KEN PIPES」「17193」「OC」
 
 
17年製で193本目のパイプの意味と思われます。(2012年頃まで前の三桁がシリアル?)
また、ナチュラルで2桁の刻印もあるので、トータル数でありませんが製作数に近い数です。
 
「OC」はオイルキュアリングの略です。
10周年記念パイプは「10」のモノグラムとダブルキュアリングの「DC」が刻印されています。
オリーブ油とラム酒で二度キュアリングをかけているとあります。
 
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外観:4
咥えやすさ:5
味:4(オールラウンド)
 
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黄金期のbruyereに近い上品な吸い味で、後半はコクと深みが増します。
ボウルからの香りも良く、なかなかの良いパイプです。
ただ、ダブリンは構造上、チャンバーが円錐状になり、後半に味が壊れやすい。
(徐々にタンパーワークを強めていくのですがあ、めんどくさいですよね)
 
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日本人の口に合わせて設計されている感があり、軽量で咥えやすいです。
細めの煙道からラッパ状に広がるリップエンドの作りも良いですね。
フィッシュテイルの滑らかなラインも見ていて美しいです。
 
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ちなみに、付属している濃紺の藍染の袋が綺麗です。
 
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<櫻井謙一郎氏プロフィール>
1965年:新潟県燕市出身
1989年:アトリエKENを創設しカリグラフィー、デザインの企画・制作を行う
2001年:長岡造形大学非常勤講師(~2008年)
2005年:本格的にパイプ製作を始める
2007年:HP「kenpipes.com」をオープン(http://www.kenpipes.com/home.html)
2016年:十周年で以後、オイルキュアリングのパイプを発売
 
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このパイプは奈良の「タバコセンター米田」で販売されていもので、今もオリジナル写真がHPに残っています。
http://tobacco-center.jp/search/item.html?n=ken10#1237
 
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徳富氏とのツーショットがありました。親子みたいですね
 
M6

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