カテゴリー「33.コーン・チェリー・メイプル」の9件の記事

2023/03/25

Dagner Corn Cob

Img_1915 Img_1906

ミズーリ・ミーシャム社のコーンパイプで、ジェイソン・ダグナー氏がデザインしたポーカーです。
2016年4月から生産し、高さのあるボウルとバーチ材でシャンクが作られています。
アクリルステムはイタリア製で、ニッケル巻が特徴です。

おうがいさんがYoutubeで紹介しており、どこでも置けて便利そうなパイプなので落札しました。

Mig  

製作者のダグナーズについて紹介します。(^^;)極東の地でフェイク情報もあるかもしれませんが
彼らはテネシーワルツで有名なナッシュビルに住んでいるタバコニストです。
ダグナーとダグナーのパパが並んで熱く解説する配信が人気を博しました。
ちなみに、私にはどちらが本人で、どちらが父親なのかわかりません。
どう見ても同じ顔やん。(^^;)・・・お面外せ!

Dgeult  

センターにダグナーママが座る事もあります。
これまた、ママなのかヨメなのかが不明です。
また、同じくセンターに金髪で超セクシーなネーチャンが座っていた噂もあります。
ダグナー妹(仮)としてあります。(^^;)(仮)ってなに?

Dgeult2

ワイルドなダグナーは、ポーカーのシェイプが好みで独自のデザインを手がけています。
現在はイタリアのパイプメーカーに製作を依頼し、ホームページで販売しています。
頭蓋骨とクロスハンマーがダグナー家のエンブレム(紋章)です。
紋章の意味は「神に仕える物は、刃物ではなく鈍器だ」(^^;)さっき刃物持ってなかった?

Clip_4

今回は、ミズーリ・ミーシャム社とコラボレーションで作成されたパイプです。 

Mm_2

1869年にオランダ移民で木工技師であるヘンリー・ティブは、近所の農家からコーンパイプの製作依頼を受けます。
旋盤で丁寧に削ってパイプを、近所のお店に並べた所、大人気商品になりました。

Ht

1907年「H. Tibbe&Son ミズーリ・ミーシャム社」を設立しコーンパイプ販売します。
当時メシャムは最高の素材でしがたが「モロコシは海泡石に負けてねぇんだ」と社名に採用したそうです。

Img_1909

 ・全長:111.26mm・ボウル高:51.3mm
 ・外径:34mm・内径:19.7mm・深さ:37mm
 ・重量:38g

Img_1939_2

イタリア製のアクリルのステムがかなり咥えやすく、重量ばバランスも素晴らしいです。
ニッケルングで補強され、シャンクは木製にトウモロコシの柄が印刷されています。
海外の定価は 24ドルで、国内はツゲの倍プッシュ額で4500円の販売になっています。

個人的には、安いブライアーやコーンより買う価値があると思います。
(円安でも3本以上なら、ミズーリメシャム社から直接買う方が安いですね)
更に、ダグナーHPで注文すると、ステッカーやダグナー妹(仮)のキス―マークなどオマケがつくそうです。

Enc271
   
背面にはダグナー家の家紋があり、これを人に見せるときは、必ず以下の台詞を言って下さい。
「この紋所が目に入らぬか、此方におわす方をどなたと心得る。
 恐れ多くも先のヒゲ将軍。ジェイ・ダグナー公にあらせられるぞ。
 御老公の御前である。頭が高い。控え!控えおろう~」
Img_1936

外観:3
感触:4(咥え心地)
味:4(オールラウンド)

美味いしく、咥えやすく、お気に入りのパイプです。
コーンパイプは熱くなりやすく冷めにくいのが難点ですが、ポーカーは簡単に置けるので冷ませるのが楽で助かります。
今まで買ったコーンはステムが気に入らなかったので外出用にしていました。
しかし、このパイプは一軍ローテーション入りで、かなり気に入りってます。

Img_1925

アメリカではドラッグストアでコーンパイプを箱ごと:買い、使い捨てながら吸うそうです。
逆にボウルやステムが飴色になるまで使込むマニアもいます。
Dagnerpokercob
<アクリルステムの色変化>

Ac

<ボウルの色変化> 

Img_2515 

こんな飴色になるまで使い込んでみたいですね。
 
Img_1935
 
<ポーカーとチェリーウッドのシェイプの違い>

チェリーウッドは、判事の小づち(ガベル)を模して作られたシェイプです。
鈍器であるハンマーを模しているので、ボウルの底部は凸状でシャンクの出る位置は中央寄りになります。

ポーカーは、カードゲーム注に手を使う事が多く、手元に簡単に置ける事が由来です。
また、暖炉などの「火かき棒」が由来の説もあります。
ボールの底部はフラットで、底からシャンクが伸びるシェイプになります。

Rmje_gui

おいおいお、ちょっと目を離すとのダグナーズは・・・(^^;)鼻を・・・

Img_1927Img_1931

--------------------------
(2017-06-09) ダグナー妹(仮)の情報
--------------------------

ダグナーAKB48のセンターを張る人の情報が入りました。
早速、アドレスをみてみると・・・
・・・金髪のダグナー妹(仮)ぢゃなくて、茶髭のダグナー弟分(漢)ぢゃねーかΣ(-᷅_-᷄๑)

Img_2127
 
だ、だまされた・・・
 
Img_2128
 
べつにコレを期待してた訳ではないのですが・・・


--------------------------
(2017-06-26) 置き方と持ち方
--------------------------
ショート・ポーカーは、どこにでもひょいと置けるので本当に便利です。

Img_2506
 
真っ黒に塗ったダグナー・コーンを見つけました。
黒染めもなかなかかっこ良い仕上がりですね
 
Img_2694
 
この持ち方もイイですね。
 
Image_2
  

----------------------------------------
ダグナー・コーン・コブの追加購入(2019-02-28)
----------------------------------------
とても気に入ったので追加購入する事にしました。
しかし、限定生産だったようでミズーリメシャムのホームページでは売り切れ状態です。
少し高いですが「楽天」に残っていたので注文しました。
 
Clip_1

古い方は綺麗に飴色になっています。
まさにメシャムのように染まっていますね。

1_20191112130401
2_20191112130401

新しい方はボールが少し小さく、火皿のエッジがボロボロと壊れます。
喫煙に影響はありませんが、当たり外れがあるようですね。

4_20191112130401

元祖天才ダグナーとダグナーパパには、また作って欲しいでのだ。
ちなみにダグナー父の名前はジェイ(JAY)、ダグナー息子はジェイソン(JAYSON)とわかりました。
・・・って、まんまやなぁ。

D0fvid7u8auivns 

ちなみに、コーンパイプを検索していて、こんなパイプも見つけました。

Cobfoolery_2015

これもかっこいいですね。

--------------------------
(2023-03-25) ダグナー再販
--------------------------
ダグナーのコーンパイプが再販されていたので4本買い足しました。
送料込み124ドル(一本約4000円)
Img_e1121

これで月月火水木金金と一週間吸えます
Img_e1097 Img_e1096


残念ながらステムの作りが簡略化され、ぶ厚くなっていました。
Img_e1108 Img_e1107


正直、こういった部分の作りが甘くなるのは残念でならない
Img_e1110 Img_1111

古いダグナーパイプのステムを製図用テープで重ね新しいボールに着けれるよう調整した。
Img_1112 Img_1113


このパイプはコンパクトなので、100円ショップのデジカメケースに良く収まります。
Img_e1105 Img_e1106


自分の机では、立てておくと設置面積が少なくなって良さそうです。

Qbxe1094 Xggu9464

ステムが古いままであれば、もっと買い足したのだが (^^;

 

 

 

 

 

2020/11/25

Missouri Meerschaum Maple

ミズーリ州オザーク郡の広葉樹メイプル(カエデ)で作られた、中型パイプです。
日本の店ではシャグ用の小さなものしか売っていなかったので、このサイズを狙っていました。

Img_1606  
 
楓は品種が多いですが、メイプルシロップが取れて材木としても利用できるサトウカエデ(カナダの国旗)だと思います。
 
Img_1605
 
パイプの木製素材としては、桜、モルタ、オリーブ、ブナ、竹、ローズウッドなどがあります。
しかし、ブライアが席巻している所をみると、味がかなわなかったようです。

Img_1602


ミズーリメシャムのグレードは、「Great Dane($14)」「Ozark Mountain($7)」「Ozark Mini(&5)」の3種類があります。
ボウル:白・赤茶。ステム:黒・黄色透明のアクリルの各2種類があります。
 
Clip_5_20201125104801  
 
 ・全長:xxxmm・ボウル高xxmm
 ・外径:xxmm・内径:xxmm・深さxxmm
 ・重量:xxg
 
1_20201125105201  
 
 刻印は面面にシール
 
Img_1603  
 
外観:2
感触:1(咥え心地)
味:?(着香)
 
2_20201125105201  
 
せっかくなのでメイプル着香のタバコ探しましたら、国内ではガレリアのラム&メープルがありました。
海外だとサトリフ(Sutliff)のPrivate Stock Maple Streetがあります。
サトリフの着香はメイプル風味が多く良かったですね。
 
Clip_3_20201125104801  
 
フィルターはキッチンペーパーを丸めて入れると良いです。
 

Img_1607
 

2020/10/24

Ropp Big Jean/Mini/Standard

3iaej1bq  
 
Ropp社のチェリーパイプ、Maxi、Air Dryに続いて、巨大なBig Jeanと小さなMiniを手に入れました。
 
3aaih_d  
 
Jeanはジーンズの語源で、デニム生地で作られたズボンがジェノアの港から輸出されていたため。
Miniはフランス語で調べると「スカート、小型製品」の意味があり、偶然にもズボンとスカートがそろいました。
 
Img_e2186
 
ボウルとシャンクの継ぎ目は、金属補強されたねじ込みで比較的しっかりしています。
しかし、ステムの継ぎ目は、砥の粉の接着剤で固定されており、経年劣化してしまうようです。
また、幹と樹皮の剥離もあるので、ブライアのように「100年経っても大丈夫」ではないようです。
 
1l7  
 
最近はモルタなどもありますが、色々と異なる素材での喫煙は楽しいです。
といっても、どんな木材でもパイプにできる訳でもありません。
大戦時でブライアの輸入が途絶え、柘製作所は色々な木材を試した記事があります。
https://blog.goo.ne.jp/kouglot2175/e/8ba4640f20d192de9e18f5ceb466ea70
効率よく樹液成分追い出す工程は難しかったようです。
Roppは独自の技術があったと考えられます。
 
Img_e2185  
 
外観:2
感触:2(咥え心地)
味:2
 
2xkn
Img_e2217  
 
小さいチェリーが思いの外くわえやすいです。
 
1_e29 14mfn  
 
大きい方は、日曜日にベランダでのんびり吸うのに良さそうです。

1av1 Img_e2204

テクスチャは良い見飽きません。 
 
Img_e2193

あと一本でウイークリー・チェリーができます。
 
4aatbi0

ROPPのダボは砥粉で固めてあるのでボロボロになります。
製図テープで厚さを調整。
 
C01

------------------------------------
2019-06-03「ROLAND SUPER OLD BRIAR KSF BEST MAKE」
------------------------------------

深代製作所のベストメイクで、シャンクが桜の枝のユニークシェイプを入手しました。

1fol

ボウルの部分はブライアです。
 
1knsd  
 
ショートスモーク用でタバコ一本分(約2グラム)入ります。
 
1jh  
 
「OLD BRIAR」の刻印は良質のブライヤーを使用している意味で、「SUPER」まで付いているので、かなり良いものでしょう。
逆にブライアが良質で、余りったブライアの切れ端で作った感があります。
 
1l06s  
 
「KFS」は、イニシャル(貝瀬?)深代喫煙具製作所の略と推察しています。
 
1rpr  
 

刻印は右側に「ROLAND」「SUPER OLD BRIAR」「KSF BEST MAKE」
ステムは「ROLAND」

1wnq
 
持っているとエッジのグリップ感が良く、吸い味も良いので、けっこう気に入りました。

1w6sf


------------------------
2020-10-24 Ropp Standard
------------------------
 
R3  
 
シェイプ番号なしのオーソドックスなROPPを入手しました。
1869年にフランスで創業したユージン・レオン・ロップ氏の原型に近いと思われます。
ボウルの内径は17mmと①サイズで小さいですが、当時は主流のサイズです。
 
R4  
 
グレード名Standardはボウルの大きさと形状を示し、シャンクの長さやストレート・ベントが関係ありません。
フラットボトムですが、重心を考慮した傾斜化されており、かなり安定して自立します。
ボウルトップはラウンド処理されていますので、落ち着いた印象があります。
 
R2  
 
桜の木や枝には香成分クマリンがあり、桜餅のような香りがします。
クマリンは双子葉植物の生育を阻害し、抗菌性で葉を守る役割があるようです。
 
R1  
 
よって、桜の木の下は雑草があまり育ちません。
1839年、ROPPがボームに大規模な工場を建てた理由に一つに、桜の群生林が近かっと記載されています。
桜が群生できる理由にクマリンがあるのかもしれません。
 
R5  
 
また、「桜の樹の下には 屍体が埋まっている」という言い回しがあります。
柳田国男氏によると、古来より、桜の名がつく地名には、死体捨て場が多かった。
桜と屍の関係もクマリンがあるのかもしれません。
 
R6  
 

 
 

2019/10/25

Ropp EVEREST

05_20191025094401
 
ロッポのチェリー、世界最高峰「エベレスト」の名を冠するパイプです。
シェイプはオウムポール風ですが、古いドイツのチロルパイプを彷彿とするデザインです。
 
Tc  
 
ヒマラヤパミール高原では、寺院や峠の道標に青・白・赤・緑・黄のカラフルな布をなびかせます。
チベット信仰のタルチョーで、エベレストを登頂した写真などでも見られます。
仏法が風に乗って拡がるように願いが込められています。
 
06_20191025094401  
 
赤と緑のテープの先に花のように意匠が施されています。
シャンクの瑪瑙色のリングも、ネパールのお土産で使用されています。
 
Omamori  
 
 
 ・全長:xxxmm・ボウル高xxmm
 ・外径:xxmm・内径:xxmm・深さxxmm
 ・重量:xxg
 
07_20191025094501  

「ROPP」「EVEREST」「MADE IN FRANCE」「3」
エベレストが白抜きで「V」が大きく、山の雰囲気が意匠されたフォントです。
 
08_20191025094501  
 
外観:2
咥えやすさ:1
味:2(シャグ)
 
03_20191025094401  
 
ボウルはコニカル構造で1/3のくらいにボトムがあるので、あまりタバコは入りません。
フローも悪いですが、安定して置けるだけで魅力十分です。
 
04_20191025094401  
 
他のROPPとかなり毛色が異なるパイプです。
社長がヒマラヤトレッキングに行って触発され、社員に作らせた・・・って感があります。
 
01_20191025094401  
 
ミズーリ州「guppypipe」さんはRoppチェリーパイプの蒐集家で、長年「Ropp MINI」を探していたそうです。
インスタグラムで私の写真を見て「4年間探していました。売って下さい!」とメッセージが届いたのでプレゼントしました。
彼のコレクションで、ユニークなRoppチェリーの写真を送ってもらいました。
 
20
21_20191025094501  
 
ちなみにEVERESTは3種類所有しているそうです。
 
02_20191025094401  

MINIでPORRコンプリートできて本当に喜んでる返事が来ました。
その気持、すごくわかります。

1_20191028162401

やっぱり、Roppのチェリーパイプは美味い。
 

2019/08/17

Matched Missouri Meerschaum

6_20190817125501 4_20190817125501
  
ミズーリメシャムが、贈答用の箱に入れて販売したモデルです。
シンプルな箱のデザインは、1960年~1970年末の製造です。
2本セットとウィークリーの7本セットで販売されました。
 
Mmm77  
 
2本パックは基本的にベントとストレートで、このパイプはテーパーとサドルのステムです。
他にもバリエーションで竹シャンクや四角シャンクもありました。
 
Mmm2  
 
コーンパイプの中でもハイグレードなものが選択されていたのではないかと推測しています。
 
9_20190820091801  
 
ミズーリ州ミーアショームにある工場は三階建のレンガ造りで、1880年から拡張されています。
戦後は100人以上の社員がいましたが、1970年後半から経営難が続き、オーナーも三回変わります。
2009年に会計士だったモーガン氏が経営再建を行い、広告戦略などで回復します。
2010年の従業員は35人で、1日あたり約3000本のパイプを生産しています。
しかし、1本あたり10ドル以下を維持する必要があるそうです。
 
1969830  
 
上記の写真は1969年の100周年記念で紹介している製作過程の広告です。
実際は穂軸のみ2~3年ほど倉庫で乾燥させて硬くます。
 
Photo_20190817125801  
 
石膏はローラーに刺して塗られ、ロータリー乾燥機で乾燥後、サンディングします。
一本づつ手のひらで石膏が塗られているので、内側は塗布されません。
 
Pz4bj5ui  
 
 ・全長:xxxmm・ボウル高xxmm
 ・外径:xxmm・内径:xxmm・深さxxmm
 ・重量:xxg
 
10  
 

真鍮リング、底面にはシール。
底部のステッカーは何通りかあり、これは「石膏が入っていない」タイプです。
 
2_20190817125501  
 
外観:3
咥えやすさ:2
味:?(オールラウンド)
 
Clip_2  
 
マッカーサーは若い頃からコーンパイプを愛用していました。
昇進と同時に大きなボウル、長いシャンクに変えていったそうです。
 
Genmaletter  
 
将軍になってミズーリメシャムに製作を依頼したのが「5-Staer Natural Corn Pipe」です。
士官室では、他の将校のパイプと間違えないようにシャンクの2/3位の所に焦げ目をいれていました。
 
5star  
 
似たモデルはありますが、一番左がマッカーサーデザインです。
 
3_20190817125501  
 
愛機「バターン号」から厚木に降り立った時の写真は有名ですが、実は最初に機内から出たときにパイプを咥え忘れていました。
機内に一度戻り、再び姿を現した時は、自らデザインしたパイプをを咥えていました。
 
1_20190817125501  
 
下級兵士と同じ安いパイプを咥える事で、兵士の人気を得ていた一面もあるようです。
書斎ではメシャムやブライアパイプを愛用していたようで、現在もマッカーサー記念館に飾ってあります。

5_20190817125501  
 
「ミズーリメシャム社の歴史」
 1869年  オランダ移民ヘンリー・ティブは、コーンパイプの会社「H. Tibbe&Son」を設立
 1883年  トルコのメシャムにも負けないパイプとして「ミズーリ・メシャム」の意匠登録。
 1897年  コーン穂軸と石膏で強化したパイプの特許を取得。
 1907年  会社名を「ミズーリミーシャム」に変更する。
 1912年  エドムンド・H・オットーに売却し、家族経営を終了する。
 1940年代 年間2,500万本のパイプを生産し、125人の従業員を雇用。
 1970年末 後経営破綻で会社を売却、数年後に再度売却される。
 1988年  投資家マイケル・レヒテンベルク、ロバート・ムーア、ラリー・ホートンの3人が購入
 2009年  社外で会計士のモーガン氏が再建を担当し、20年ぶりに広告を出す。
 2010年  従業員35人体制で年間60万本を生産することで経営再建を果たす
 
今年、2019年はミズーリメシャム150周年。
 
81q1orai  

色々ユニークなパイプを排出しています。

Clip_3_20190817135101



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2020-05-28 マッカサーパイプの購入
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コーンの状態がよさそうだったので購入しました。
3_20200529094901


ボウルトップはラウンディングされています。
6_20200529094901

ボウルは下にが少し細くなっています。
7_20200529094901

ミズーリの証
5_20200529094901

マッカーサー元帥の写真を見ると、表面はガサガサで軽いタイプのようです。
中間煙道なので、タバコが多くはいるわけではなさそうです。
マウスピースが見えないのと、竹っぽい気がするのですが。

1_20200529094901

厚木のタラップに降りたとき、パイクを咥えわすれており、わざわざ取りに戻ったそうなのです。
この写真は撮影用のポーズで撮影した事がわかります。
兵士の前ではコーンパイプでしたが、自室ではメシャムとブライアを愛用していたそうです。

2_20200529094901
ガンルーム(士官室)には多くのパイプがあったので、自分のパイプが見分けられるようにステムの2/3位に焦げ目をいれていたそうです。




2019/03/02

Cherry Pipe

D

アルフレッド・ダンヒルは「チェリーは実にうまいが、カーボンがつきにくいのが難点」と高く評しています。
シャーロック・ホームズはチェリー・クレイ・ブライヤーの3種のパイプを持っていたと記されています。

Img_2288
 
桜の木は、喫煙や加工時に桜餅のような独特の香りがします。
葉に多く含まれるクマリン(C9H6O2)が香りの主成分です。
毒にも薬にもなるクマリンですが、極端な摂取量でなければ問題ありません。
 
Img_2290

チェリーパイプは、外皮を残した枝から直接作ります。
この外皮は「無地皮」と呼ばれ、桜皮独特の色艶が出ています。
皮の表面を削ると赤茶色の層が現れ、これを磨いて光沢を出したものです。
大きさの異なる枝から一本一本仕上げるのは、けっこう大変で技術のいる仕事だと思います。

Img_2353
 
日本でも樺細工の歴史は古く、正倉院の宝物で筆・弓・刀の鞘に使用されています。
現在でも「茶筒」定番ですたが、最近は常滑とならんであまり見なくなりましたね。
 
Img_e1108

空拭きでテカテカに磨きがかかるの良いですね。
残念ながら、樺は温度変化に弱いのでパイプで実現するのは難しい。
 
 ・全長:150mm・ボウル高42mm
 ・外径:29mm・内径:18mm・深さ36mm
 ・重量:xxg
 
Img_2287

底面にクロスパイプ、ステムに若葉マークのロゴ。
メーカーは不明です

Img_2286
 
品種はセイヨウミザクラ(英:Wild Cherry)が多く使用されています。
チャンバーは小いものが多く、コニカル構造も多いようです。
このパイプはU字で、中間煙導にならないように3/4位に底があります。
 
Img_2289

 外観:3
 感触:3(咥え心地)
 味:4(ヴァージニア)

Img_2284
 
「うまいパイプです」(おうがいさん口調)
あまり期待していなかったので驚きです。
表現が難しいですが、杏仁豆腐に近い甘い香りです。
たばこの香りにわずかに混ざって、ブライアと異なる風味が楽しめます。
 
Img_2314

チェリーパイプは、ハンマーを模しているので、ボウルのトップ・ボトムが凸状に加工されているものが多いです。
pipediaによると、ガベル(裁判官が持つ小槌)に由来します。
この凸面があるため、パイプとしては置きにくいです。
外皮が剥離を防ぐなどの別の理由があるのかもしれません。
ちなみに、ポーカーはシェイプの意味は「ポーカー(カードゲーム)中に安定して置きやすい形」が由来なので、必ずフラットボトムになります。
また、暖炉の「火かき棒」がポッカーの由来とも言われており、斜めにシャンクがでる形の形状が近いです。

Aecbiq

ダグナーコーンパイプと合わせ、一軍ローテーション入りのチェリーパイプですが大きいのが少し難点です。
甥の入学祝でPSPをあげたのですが、この時渡し忘れたケースですが、これがピッタリではないですか。
やっぱりダグナーはチェリーでないとすよね。

Img_2375 

同じステムマークのパイプ「Aーone」ヤフオクで数件見つけました
フカシロのOEMではないかと推測中。 

 

O9

   
-----------------------
巨大なチェリーパイプ(2017-12-22)
-----------------------
 
Img_e2271

無銘で巨大な「チェリーウッド・チャーチワーデン」を落札しました。
拳骨のようなサイズで、切り株のように表面もラフな状態です。
 
Img_e2277

かなり強い桜餅香(クマリン臭)がします。
 
Img_e2273

リップエンドは結構丁寧ですが、シャンクの継ぎ目はラフな感があいrます。
樺も処理されていないので、熱や経年変化ではがれてくると思います。
 
Img_2274


Img_e2275
 
色あせた感がありますが、使用すると濃く発色すると思います。
 
Img_e2272 
 
ROPPも巨大なチェリーを作っており「Big Jean」の名で販売していました。
「ジーン」は古期フランス語でジェノバ産の綿布の意味があり、大きな巻いた綿布を現しているようです。
 
Img_e2276

2019-03-21 インド帰りのクロちゃんに昇進祝いでプレゼント。
 
Djo1Rza
 
チェリー・ボーイ・ライフを満喫しているようです

Bv

   
 
-----------------------
パネルのチェリーパイプ(2019-03-02)
-----------------------
 
8om 
 
フランス製の無銘のチェリーパイプ。
太くなる幹を利用し、上方はパネルのように四角く、下方はポーカーのように丸くになっています。
 
Vd

Nb 
 
パネル特有の側面の「U」時に、木目が綺麗に出ている点がが気に入りました。
 
6ipr  
 
桜・コーン・オリーブ・メイプルは、素材自身が独特の香りを持ちます。
 
Sd
 
現在市販されているチェリーやメイプルのパイプは、小さすぎてイマイチです。
その点、古いフランスのチェリーは、十分な大きさがあります。
  
Jaz
 
だんだん入手困難になりつつあるので、オークションでは狙ってしまいます。
 

 

 

2018/09/25

Ropp Air Dry 902

ロップ社のチェリーパイプ「Air Dry 902」のキャブレター付きです。
1960~70年代だと思います。
05

単なるステンレスチューブが差込まれて接着剤か何かで固定されています。
ボウルの内側hは3mmほど突き出しています。
こんなんで強度は大丈夫かな? (^^;)

01  

シャンクのロゴは銀色の金属パネルで、文字転写に使用するステンシル体がカッコいいです。
(真鍮の金色のが一番良いグレード)
リップは薄く咥えやすい

02 Img_e7326

 ・全長:?mm・ボウル高?mm
 ・外径:?mm・内径:?mm・深さ?mm
 ・重量:g

04

刻印は、一段名は「AIR」「ROPP」「DRY」二段目「MADE IN FRANCE」三段目「902」
シャンクに金属パネルで「ROPP」

03

外観:4
感触:4(咥え心地)
味:?(オールラウンド)

06 Img_e7325_2


アンスモークで、まだ吸っていません。
長く日に当たっていたのか、ステムは真っ黄色で、
小振りなチェリーウッドで樺もきれない状態です。

02_2

明治期に、ヨーロッパでは日本の美術や工芸品が大流行していました。
当然、ROPPが1870年にチェリーパイプを開発した時、日本の蒲細工を目にしていた可能性は高いですね。 
  
Img_e7328

 

2018/06/25

Ropp Maxi 937

Img_5616

チェリーパイプの祖、ロップの桜木のパイプです。
古いお店で、ほこりをかぶっていたそうで、中にクモの巣がありました。
アルコールで清掃し、外部は「つやふきん」で拭くと、樺独特の光沢がでてきました。
ラフな感じがカッコいいパイプです。

Img_5615  

ROPPは、1870年からフランス北東部アルザス=ロレーヌのヴォージュの村で作っていました。

1893年にSicard工場を新設しますが、パイプブームで製造が間に合いませんですた。
3年後にブルゴーニュ地方のボーム・レ・ダムに工場を新設します。
地元に有力な出資者がいた事と、桜の入手が容易であった為、この地を選んだようです。
当時としては大規模で最先端の製造ラインでした。

1923年には年間53万本を生産しています。
1

しかし、1930年にオッペン・ハイマー(Cadogan)に買収されてしまいます。
1934年に3代に渡って経営したROPPの一族も引退し、生産の中心はカドガン本拠地のサン・クロードに移ります。
戦後は、ボーム工場はチェリーパイプ生産とフィニッシュ確認のみと規模を縮小します。

20

 ・全長:100mm・ボウル高82mm
 ・外径:31mm・内径:18mm・深さ65mm
 ・重量:g

Photo

チェリーパイプの製造は周辺から集められた原木を工場内の日陰で寝かせます。
その後、スチームで樹液を抜き、更に屋内で寝かせてから製作します。

Img_5614

底面に刻印で「ROPP」「MAXI」「MADE IN FRANCE」「937」

「MAXI」は「大きい」「トップ」「最高」などの意味があります。
ROPPのシェイプは「GIANTS」「JEAN」「DE LUXE」「JIMMY」「MAXI」「MIDI」「SUPREME」「CHURCHWADEN」等があります。
同じシェイプでも、シャンクの長さは色々あり、ボウルの大きさと形状を示しているようです。

Ropp12

外観:3
感触:3(咥え心地)
味:?(オールラウンド)

Img_5605

一応自立しますが安定ません。
ベントの角度が良いの為か、咥え心地は意外に良いです。
煙道は少し細いですがフローは良好です。
握ってみると分かりますが、吸うときのグリップ感を意識して作られたモデルです。

Img_5603
   
気に入っているのが、この収納能力です。
 
C2

C3

C4 

ダボが両方とも金属補強されているのも安心です。

C1


<Roppの歴史>
 1869年 :Eugene-LeonRopp(1830-1907)が、チェリーパイプ特許を取得。
 1893年 :チェリーパイプの輸出で大成功する。Sicard工場を新設
 1896年 :フランスのボームに最新で大規模な工場を建設する。
 1914年 :製造をメインとし、販売は英国BBBに委託する。
 1917年 :サン・クロードにブライアーパイプの工場を新設する。
 1923年 :年間53万本を生産する
 1930年 :オッペンハイマーグループに買収される。
 1934年 :経営から一族がいなくなり三代に渡って行われた家族経営が終了する。 

         Ropp13
 1958年 :年間20万本生産に縮小する
 1970年代:ブライアでユニークなシェイプを輩出する。
 1991年 :ボーム工場を閉鎖し、チェリーパイプの生産をやめる。
 1994年 :シャコムの親会社Cuty-Fortと合併する。
 1998年 :全て閉鎖となり128年のROPPの歴史が終わる。

Img_5627

ボーム工場の歴史に関しては以下のサイトを中心に参考にしました。
http://jepele.over-blog.com/article-30015944.html


桜の原木置き場
Photo_2

乾燥室

Photo_4

機械工房

Photo_5

工場責任者デスク

Photo_6

カタログ

Photo_7

ストリートビューで確認できますが、現在は博物館になってます。
人口は戦前で2500人、現在は5000人ののんびりとした田舎の町です。

Clip_1

チェリー🍒は美味い

6c49092a65f741c69bd369bd31a5ea61
 
---------------------------------------------   
2018-09-18
ヤフオクで見つけたのですが、Roppもキャブレター出していたんですね。
---------------------------------------------   
 
Clip_2

 

2017/06/26

Old Dominion Laughing King

 
Img_2447

絶滅しかかっていた1840年代のインディアン・コーンから作られたパイプです。
コーン農家のサベージ兄弟が、古い種のコーンに独特の風味がある事に気づき生産しました。
日本でも古代米が流行ったように、このコーンの粉も話題になって人気が出たそうです。
芯は、穂先を利用し竹をぶっ刺しただけのシンプルなパイプを作成しました。
17世紀のアメリカ開拓時代に発掘されたコーンパイプのフォルムだそうです。

Img_2457

オールドドミニオンは3種類($5/$9/$18)あり「Laughing King」はミドルグレードです。
バージニア州の東海岸を治めたインディアンの王「Debedeavon」(?-1657)のあだ名がつけられています。

Img_2470

ヤフオクで1000円+送料114円と、お試しにはぎりぎりの額だったので買ってみました。
素朴で未処理の表面のザラザラ感は・・・カスが取れそうで取れなくて気持ち悪いです。
青竹の香り残すツルツルのステムは・・・八重歯の隙間に挟んでなんとか固定しています。

Img_2455

 ・全長:154mm・ボウル高:47mm
 ・外径:25mm・内径:14mm・深さ:40mm
 ・重量:11g

Img_2471

パイプの葉を吸うには内径17mmは欲しいですね。
シャグ用になりそうです。

Img_2451

外観:1
感触:1(咥え心地)
味:1(シャグ・着香)

Img_2465_2

バージニアを慎重に吸うと、確かに異なる独特の香りがわずかにある事がわかります。
大昔の人も農作業の合間に一服ついたのかなぁと、ノスタルジックな気持ちで吸うパイプです。

Img_2467

便利な所はボウルとステムが分離できる携帯性です。
根元から外れるので、コンパクトに収納でき持ち運びに便利でます。
縦て置いてもも設置面積が少ないも嬉しいですね。

Img_2496 Img_2483_2

ネットでのレビューは少ないですが、以下の二つを読めばだいたいわかります。
http://blog.livedoor.jp/pan7364/archives/1859807.html
http://cigasato.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-bc56.html

Img_2458

こういう置き方も良いですね。

Image

コーンパイプ専用タンパーを見つけました

Img_2584

<モロコシ飯>
生トウモロコシを三等分に切って、桂剥きの要領で身だけ取る。
米を1時間浸水、塩は2合に対して小さじ1と1/3。
芯も入れて炊き上がったらバターひとかけら混ぜる。
やっぱり、芯からも味が多く出るんですね。

Clip_1
 

<モロコシ揚>
とうもろこし2本の皮を剥き、長さを3等分にし、それぞれを縦4つに切る
ビニール袋に入れ、片栗粉大2をまぶし、170℃で1分程揚げる
(すぐに揚がります。芯の部分が縮んで反り返ったOK)
バター、醤油、砂糖を混ぜレンチンして溶かしたタレに浸ける。(カレー塩も合う) 

W


----------------------------------
2020/03/22 
----------------------------------
こんな所から煙が・・・
C01_20200323100001
安ければまた欲しいパイプですね。
Wvf

 

 

 


 

 

 

Link

無料ブログはココログ