カテゴリー「18.GBD」の4件の記事

2019/11/12

GBD Medley

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GBDのセカンドライン「メドレー」のアンスモークで、1960~1970年代のパイプです。
安定して自立するシッターシェイプで、深いカービングが施されています。
 
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メドレー(接続曲)は、複数の旋律をつなぎ合せて1曲にまとめた意味です。
水泳のメドレーリレーでも使用さてれています。
 
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このモデルは大型フラットボトムが中心で、ラスティックとサンドブラスト処理されています。
サンドピットやクラックが見つかった中で、大きいサイズのパイプがメドレーに送られたようです。
 
P280bw1  
 
メドレーにはもう一種類、長いランバーマンがあります。
こちらは「GBD」刻印がされているので、製造工程は少し異なるようです。
 
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丸刀で彫ったようテクスチャーですが、固定式ドリルで複数の刃先を使って彫込んであります。
手を滑らせたらと考えると危険な作業ですね。
 
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カービングのかけ方はルールがあり、先端からシャンクにかけて斜めに削り、細かい彫刻が施されています。
何故かカスタムビルトの箱が付属していました。
 
Cb  
 
 ・全長:xxxmm・ボウル高xxmm
 ・外径:xxmm・内径:xxmm・深さxxmm
 ・重量:xxg
 
「MEDREY」「LONDON ENGLAND」「F」

底面に刻印
 
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外観:3
咥えやすさ:2
味:?
 
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シッターは安定して置くことができるので、居酒屋などで吸う時に便利です。
リップも丁寧な作りで、サドルの曲げ方もなめらかです。

木工工芸品らしいテクスチャーは、独特の手触り感があって良いです。
着色も更に凹凸感が出るように濃淡の付けた着色されています。

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<参考サイト>
http://www.walkerbriarworks.com/html/pipe2908bw.html
https://www.worthpoint.com/worthopedia/vintage-gbd-medley-carved-figure-1807046083
 
 
 

 
 
 

2017/11/22

GBD 210

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おまけタバコがたくさんつく事のにつられて買ったパイプです。
リバプールを一本も持っていなかってので一挙両得でした。
 
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リバプールのシェイプは、ビリアードからダボの位置がずれただけと思ってました。
このパイプは、ボウルと比べステムが細長く、カナディアンでも通りそうです。
ブラストは深く、バフがけしてあるので塗装の濃淡が強く、複雑なテクスチャになっています。
 
Taxz  
 
「liverpool」の語源は以下の通りです。
 
  1.1195年「Liuerpol(沼)」文献に登場するのが最初。1207年に自由都市特権を得る。
  2.「大きなうなぎ」の意味
  3.ウエールズの古い言葉で「Llif-pwll」洪水(Llif)と大西洋(Pwll)の意味。
 
Glp_gbd2  
 
GLピース氏がコレクションし公開している事でも有名です。
このパイプと同じシェイプもありました。
 
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 ・全長:138mm・ボウル高45mm
 ・外径:33mm・内径:18mm・深さ40mm
 ・重量:32g
 
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刻印は「GBD」「LONDON MADE」「210」
ステムに金属ラウンデル
 
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二段テノンはすごく浅いです。
 
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外観:4
咥えやすさ:2
味:?(オールラウンド)
 
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まだ、保護材と塗装臭が強く残っています。
家で吸うパイプなのでカーボンケーキを作ってみるのも良さそうです。
 
H32247  
 
おまけのタバコも5年以上熟成されているので吸うのか楽しみです。
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調べてみるとかなりお買い得でしたd(^^)
 
 
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pipediaでは、マウスピースがテーパー・サドル
シャンクが丸か長丸かで分けているようです。

2015/09/02

MayFair 300

Sasieniセカンドグレードが有名な「MayFair」ですが、GBDのセカンドグレードようです。

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3桁コードですが、戦前のMayFairは6xxです。300番は戦後の対応表にも見当たらない番号でした。
同じオーナーのパイプを4本まとめ買いした1本で、他のパイプ(Comoy/Charata*2)が1970年代なので、これも同じ時期と推測しています。

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 ・全長:128mm・ボウル高45mm
 ・外径:29mm・内径:19mm・深さ37mm
 ・重量:?g

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マウスピースは古く変色していますしたが、使用感があまりありません。
ボウル部は軽量でちょっと下が膨れた感じが良いグリップを出しています。

外観:3
感触:2(咥え心地)
味:

際立った特徴はありませんが、軽量でオーソドックスなパイプです。
アンスモークに近いので、パイプを始める方にでもあげようと思っています。

Img_1807

木目は細かく綺麗なのですが、底部に少し傷があります。
あまり目立たないですが。

<Note 2015-11-17>
当初SASIENIで書いていましたが、GBDも「Mayfair」があるとわかりました。
シェイプナンバーからもGBD製と思われます。

<2016年>
サルベージの若いバーテンダーがパイプを始めたとの事で譲渡。

2015/08/27

GBD Peter Piper 3571

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1960年代の製作だと思われます。
サンクロードにあったPeter Piper社は、1925年にカドガン・グループに買収された記録が残っています。
pipediaには、PP社のパイプは「Made in England」とありますが、実際はフランスで作成されていたとあります。
当時英国は輸入パイプへの関税が高かった為と、米国で英国パイプの人気が高まっていた事が関係していると思われます。

このパイプは、長崎の古い商家から出てきたパイプが、十数本まとめてでヤフオクにでていました。
同時に出店されていたパイプは、全て60年代だったので、おそらく同年代と思われます。

ピーター・パイパーは英語の童謡かつ、よく知られた早口言葉でマザー・グースの1つに分類されている。

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Peter Piper picked a peck of pickled peppers.
A peck of pickled peppers Peter Piper picked.
If Peter Piper picked a peck of pickled peppers,
Where's the peck of pickled peppers that Peter Piper picked?”

ピーター・パイパーは1ペックの酢漬けの唐辛子をつまんだ。
ピーター・パイパーがつまんだ1ペックの酢漬けの唐辛子。
もしピーター・パイパーが1ペックの酢漬けの唐辛子をつまんだら、
ピーター・パイパーがつまんだ酢漬けの唐辛子はどこにあるか?

Img_1689

 ・全長:160mm・高さ35mm
 ・外径:40mm・内径:22mm
 ・重量:?g

大切に使い込まれており、ボウルトップにはたっぷりカーボンがのっていましたががレストアするのは楽しかったです。
濃いステイン感と素地に見えるフレイムグレインがなかなかきれいですが、ロゴの所に傷があるのが少し残念です。

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外観:3

感触:4(咥え心地)、4(エアコントロール)

味:3(英国ミクスチャ)、3(バージニア)

Img_1687

特に大きな特徴はありませんが、普通に美味しく吸えます。
ステムはバルカナイトのような輝きと硬さがあります。
重心が先になりがちなシェイプですが、薄く広がったフィッシュテイルで咥えやすい。
ひょいと置けるので、職場のパソコンの横にいつも転がっています。

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(2015年) 結婚したSTR松田氏にプレゼント。

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