Sasieni Old England 741R
(ネットで調べても、3桁 Old Englandのラスティックだけ良いような気がするのですが・・・)
尊徳先生曰「善悪は天が決めるものにあらず。人にとって便利か如何かだけの事である」
サシエニのセカンドブランドでの「Englandaire」のアンスモークです。
この名称は、1930年9月30日にニューヨーク州でトレードマーク申請された記録が残っています。
1976年のサシエニ・NYの価格リストにも掲載されており、「Mayfair」と同額のミドルグレードの製品です。
ステムの刻印から、1946-1950年代の製作と思われます。
シェイプタイプは「Yachtman」で、4dot名は「Eton(バークシャー州イートン)」の地名が付けられていいます。
Zuluの別名のようですが、細く長いステムが滑らかな波線を描いていおりヨットマンが似合っています。
(ダンヒルは近いシェイプに「Yacht」と名付けており、形状的にもヨットを連想するのかな)
こげ茶色で、ボウルトップは薄茶色、外周は少しべベルカットされており、落ち着いたモダンなデザインです。
・全長:155mm・ボウル高43mm
・外径:32mm・内径:19mm・深さ36mm
・重量:28g
刻印は「Sasieni Englandaire 27」POSは「MADE IN ENGLAND」
1946年以降の「Sasieni」刻印で、古いSasieniのセカンドライン共通の「-S-」がステムに刻印されています。
リップが少し厚めなの、セカンドラインか米国向けの仕様でしょうか?
ダブルキュアリング効果か、このサイズとステムで28gはとても軽く、ステムのわずかな曲げが重心をずらい、咥え心地は良好です。
外観:4
感触:4(咥え心地)
味:?(ライト・バージニア用)
ここしばらく、サシエニの出番が激減していました。
出張はバーリング、休日はダンヒル・チャラタン、オリエント草はコモイ、着香はピータソンと傾向が決まっていました。
そこでテコ入れに「手ごろなサイズ」「気楽に吸える」「軽いバージニアが合う」のが良いなと考えていました。
古くパイプはどうしても澱と枯れた風味がありタバコが決まってしまうので、アンスモの出物を待っていました。
汚れが目立たないブラストかラスティックで考えていたのですが、ダークなスムースも良いかなと。
2016-07-20 ヨットマン松本さんの定年祝賀会でロイヤルヨットと併せてプレゼントしました。
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サシエニのセカンドライン Englandaire 未使用品です。
シェイプナンバー 27 わずかに前傾したボールに緩やかな曲線を描くマウスピース。
深い深いダークプラムのスティン 艶やかで優美な印象のパイプです。
未喫煙ですが、長年ストックされていたことによる、小傷やマウスピースの一部変色など有ります。
またボックス、ソックなどは付属しておりません。
全長 約155mm
ボール高さ 約43mm
ボール巾 約32mm
火皿巾 約19mm
火皿深さ 約36mm
重さ 約28g
Sasieniの戦前(1930年1945年)のOld Englandです。
戦前のアンスモークが吸ってみたくて衝動買いしてしまった一品。
セカンドラインのためか、かなりもっさり感のあるマウスピースには歯形がいっぱいついており、
研磨からはじめました。
アンスモから喫煙してみると、さすがにキュアリングと100年寝かせていただけあり、超ドライスモーキング。
水を得た魚のように、吸収し色ずく様は紅葉の如し。
・全長:135mm・ボウル高42mm
・外径:29mm・内径:19mm・深さ39mm
・重量:?g
サシエニらしい高感度な味わいで、セカンドラインでもほんとに美味しいです。
残念なのは、リム付近におおきなスリ傷がある事と、もっさりした咥え心地。
パイプは味が第一で、外観は二の次だと思いますが、やっぱり傷があると少し萎えますね。
しかし、8ドットとセカンドラインで、美味しさが変わらない事を実感しました。
あと、100年前のアンスモも経験できましたし。
サシエニのセカンドグレードで二桁コードなので戦後と思われます。
既にOld London 752を持っていたので、ヤフオクで落札する気はなかったのですが、
結果的に安価で落札できてしまった。
二段テノンが少し欠けているのが影響したのかもしれません。
・全長:145・ボウル高45mm
・外径:33mm・内径:23mm・深さ37mm
・重量:45g
752と吸い比べると、味が劣って感じます。
とりあえずラタキア用にさいました。
外観:3
感触:3(咥え心地)
味:3(ラタキア)
水面のようなラスティックは素晴らしいです。
同じタイプをセットでもつのも良いかなと思い、Peterson Kapetも揃いにしてしまった。
こういうの、そろえだすとやばいよね。自重せねば・・・
3桁コードから戦前か古い作成でないかと思われます。
前オーナーが使い込んでおり、かなりカーボンが付着していました。
YOBやShu3のHPを参考にし、初めてパイプのレストアに挑戦してみました。
SAメソッドとスチームでヤニをとり、コンパウンドでステムを磨くと、、、
何とも良いパイプではないですか。
ラスティックは少しランダムで水面のような流れがあります。
ボウルはかなり大きいので、二時間近く吸うことができます。
・全長:150mm・ボウル高45mm
・外径:24mm・内径:23mm・深さ37mm
・重量:45g
リプレイスされた角純ステム(佐藤純雄氏)は、咥えやすくエアフローも極めて良好です。
パイプにはステムの作りが重要と実感しました。
外観:4
感触:5(咥え心地)
味:5(バージニア)
後に、もう少し新しい世代のSasieni Old London 52Sを入手します。
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サシエニのオールドイングランドです。
ラスティックの美しいパイプですが、2点の難があります。まずひとつはリプレイスステムです。
オリジナルがぼろぼろだったらしく、前オーナーが角純の佐藤さんにステムを新しく作成してもらっています。
そのためまだ比較的新しく程度は良好ですが、小さなスレはそれなりにあります。
もう一点は、ボウルトップの円周方向に補修がされています。(シャンクを6時の位置において5時半方向に8mm程度)
全長約15センチ、火皿の内径約24ミリ、重量45グラムです。
Sasieniのセカンドブランド「Henley Club」の製作です。
オーサーのパイプが欲しくて探していた所、ヤフオクで落札できました。
サシエニ社の1936年価格リストにセカンドラインのミドルモデルとして新発売された記録があります。
価格は2ドルですが、当時のドルの換算するホームページみたら4万円~40万円とでました。
戦後のプライスリストにでてこないので、1936年~1945年に製作されたのパイプと思われます。
author(著者・作者・作家)のしシェイプ名は、横から見た感じが雰囲気をだしています。
オレンジカラーでグレインも細かく背面のバーズアイがきれいに出ています。
小さなパテ埋めが3か所ありますが、ワックスも綺麗に残っています。
・全長:126mm・高さ36mm
・外径:29mm・内径:20mm ・深さ27m
・重量:50.4g
キュアリングが強めで高感度に味が出るので、バージニアペリクを中心に吸っています。
内径がスリーナンズやダークツイストを重ねて入れるとピッタリです。
外観:4
感触:4(咥え心地)
味:4(バージニア)
sasieniはセカンドブランドでも美味しく、どれをとっても80点と聞きましたが、これもその典型でしょうか。
形状から愛称は「ジョルジュ・パイプ」。
お気に入りです。
Sasieni Eight Dot WARWICK
1927年(昭和2年)~1939年代の製作になります。
金融恐慌から第二次大戦前夜の、ブロック経済の難しい時代。
Sasieni社は9割のパイプがアメリカ市場に輸出され、左右から見ても4ドットが見えるように、米国の市場に会わせた形で作成された。
・全長:147mm・高さ45mm
・外径:35mm・内径:18mm ・深さ35mm
・重量:37g
きれいなクロスグレインで、バーズアイに透明感のあがある為、不思議に立体的に見えます。
タバコを吸うと水分でパイプの色は変色しましすが、このパイプは変色がほとんどありませんでした。
マウスピースは薄く咥えやすいのですが、残念な事に底部にヘアラインクラックが入っています。
シェイプ名はイギリスバーミンガムの南西に位置するウォーリック(Warwick) 。
中世最大の貴族だったウォーリック伯 (Richard Neville:1428-1471)の城と町で墓所でもある。
外観:5
感触:5(咥え心地)、4(エアコントロール)
このパイプはラタキア少な目の英国ブレンドが合う。
オールドサシエニは、バージニアが美味しいと聞いていたが、キャリングが効き過ぎているのであろうか。
もう少し、使い込んでバージニアを試してみようと思う。
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Sasieni EIGHT-DOT WARWICK Fishtail Billiard 1927年-1939年
当パイプは、その古き良きヴィンテージ時代のコレクティブルなるオールド・ブリティシュ「Sasieni EIGHT-DOT WARWICK Fishtail Billiard Shape」です。
「EIGHT-DOT」グレードは1927年に発表されたシステムパイプのグレードで、1939年に生産効率の悪さから廃止となったサシエニ稀少のトップグレードです。
Sasieniの創業者「Joel Sasieni」は1910年頃、工員として勤めていたハイグレードのフリーハンドシェイプパイプ作りで有名なメーカー「Charatan's」から、仲間の「Bob Whiter」と一緒に「Alfred Dunhill」からDUNHILLの初代工場長として引き抜かれ、その後1919年1月に自分の名を冠した会社「Sasieni」を興しました。
そして米国市場で成功しているダンヒルを真似て、ステムのホワイトスポットならぬブルースポットで販売を始めました。
しかしながら1922年、ホワイトスポットの登録意匠に引っ掛かりダンヒルと裁判を起こしましたが当然却下されたので、1924年末に「FOUR DOT」が生まれ大ヒットとなりました。
そして1927年、バイヤーからの注文で「Double Four Dot」と呼ばれる「EIGHT-DOT」が生まれましたが、歩留まりが低いので1939年に廃止し「Four Dot」をトップグレードとして生産を続けました。
その後の1945年に創業者「Joel Sasieni」が亡くなり、息子の「Alfred Sasieni」が事業を引き継ぎ拡大してきましたが、やがて1979年に会社を売却しブランド名を残し現代に至ります。
当1979年まで製作されたパイプをファミリー時代と称され、その特徴は軽くてすばらしいドライスモーキングと言われてます。
その製法は長期間空気乾燥をさせた後、ダンヒルと同じようにオイルキュアリングを掛け樹液を取り除き、さらに特許を取得した自作の乾燥機で6週間もの時間を掛け、その間に何度も滲み出た水分や樹液を拭取りながら亀裂の有無を確認し再び乾燥させてます。
高品質のブライヤーをそれだけの手間と時間を掛け、極度に乾燥されたパイプがサシエニの秘密です。と、当時のカタログに謳ってます。
当パイプは創業者「ジョエル・サシエニ」が心血を注いで製作した1927年から1939年までのものです。
サシエニにはダンヒルのように製作年代がピンスポットで分かるデートコードのような記号はありませんが、次のようにグレード名や刻印である程度の製作年代まで絞り込むことができます。
・グレード「EIGHT-DOT」が製作された期間は、1927年~1939年です。
・PAT.No「1513428」は米国におけるパテントナンバーで、出願人ジョエル・サシエニ氏が1924年7月7日に出願し、1924年10月28日に公開されたアルミチューブ・フィットメントのパテントです。
(当パイプには、アルミチューブ・フィットメントは付属されておりません。)
・シャンクに地名(シェイプ名)の刻印が打たれたのは1926年以降で、当パイプには「WARWICK」が打たれてます。
・P.O.S刻印(生産地表示:Made in England)がシャンクに打たれたのが1927年から。
・社名の筆記体フィッシュテイル・ロゴは1919年~1945年までになります。
以上、これらの情報からでも「EIGHT DOT」の生産時期より絞り込めないので、結果、1927年~1939年の製作になるかと思います。
当パイプは、ややロング・シャンクながらキュートでスマートなビリヤードに仕上がってます。
それにボウル・ボトムからシャンクへとフラットボトム化されてるので、パイプレストなしでも置くのに便利です。
仕上げのステインは見た目ですが、少し赤味が入ったナチュラルカラーに見えます。
綺麗な輝く光沢ですが、紋様は目を瞠るほどではないにしてもクロスカット・グレインとバーズアイがボウル全面やシャンク底面にまで映え、味わいある趣を醸し出してます。
Sasieniコレクターでなくても、オールドブリティッシュ・ファンなら1本は押さえておきたいトップグレードの「Eight-Dot」。
年代やグレードによる喫味の違いもなく、煙草葉の種類を選ばない傑出したドライスモーキング、素晴らしいクールネスをどのグレードでも味わう事が出来きると言われるファミリー時代のサシエニ、それでもそのトップグレードを存分に味わってみて下さい。
ご自分で味わってこそ、グレードの違いよる喫味の差が分かるかと思います。
琴線に触れたヴィンテージ物との出会いは恋の一目惚れと同じだと思ってます。
この稀少な美しいエイトドット、この機会を逃したら、、、もう会えないかも、、、という気持ちを抱きましたら、、、是非とも前向きにご検討ご入札戴けましたら幸甚に存じます。
【刻印】
・シャンク右側:「"WARWICK"」
・シャンク左側:ラグビーボール形スタンプ「MADE IN ENGLAND」筆記体フィッシュテイル「Sasieni」
「LONDON MADE」「PAT.No 1513428」
・ステム左右側部:菱形に小さなブルーのフォードットが両側面に象嵌
【サイズ】(素人採寸ですが、簡易ノギスと調理量りで測りました。)
01.喫煙具関連(メンテ・ツール) 02.煙草関連 03.パイプ年代判定等 04ハンドメイド 05.Ashton 06.Barling 07.BBB 08.Ben Wade 09.Castello 10.Charatan 11.Comoy 12.Dan 13.Dobbelmann 14.Dunhill 15.Dupont 16.Falcon 17.Ferndown 18.GBD 19.Hardcastle 20.Kaywoodie/KBB 21.Lillehammer 22.Loewe 23.Oldenkott 24.Orlik 25.Peterson 26.S.Weingott & Son 27.Sasieni 28.Stanwell 29.Savinelli 30.Vauen 31.W.O.Larsen 32.柘植・深代 33.コーン・チェリー・メイプル 34.海泡石・陶磁器・黒鉛 35.その他 36.葉巻関連 コーヒー パソコン・インターネット ホンダN-VAN 旅行・地域