Vintage Tabacco
GLピース氏は自分のブレンドで熟成に適したタバコをHPで紹介しています。
後述していますが、缶はビンと異なって内部腐食のリスクがあります。
熟成食品でも、食べ頃のタイミングがあります。
風味というのはどうしても劣化しますので、旬を見極めて楽しみましょう。
個人的には7年~15年が目安です。
また、タバコが乾燥しきっていたり、缶の内部が腐食している場合はオススメできません。
・ネットで状態が分かりにくいので、以下の二点を質問しましょう。
「カサカサ」と乾いた音がする場合は論外。
2.重さを量ってもらう。通常丸缶で105~120g。小さな角缶でも90g以上あります。
開封済みタバコの購入はお勧めしません。
消毒液・コーティング剤・防腐剤・残留農薬・虫等
缶から全部出して、缶の内側にサビや、タバコにカビがないか調べます。
キラキラしているものが多くカビではありません。
乾燥していてもオリジナルの風味が味わえます。
再加湿すると、味がぼやけてしまいますので少量で試しましょう。
時間をかけて判断しましょう。
煙草にしっとり感が出れば、ガラス瓶移します。
かるく絞ってからたばこを包んでラップし一晩から一日おきます。
梅雨時や夏場は冷蔵庫で保管します。
粉状の葉は袋の内側に付着しますので、付着しない大きい葉だけ取り出します。
バージニアの糖度をあげる為、缶ごとストーブに乗せたり、バーナーで炙ったりする例もあります。

シーラーで缶ごと真空パックに入れて、断熱された場所に保管します。
Sobranie House社がバルカン・ソブラニー販売当初から人気があった。
Balkanの由来は経営者Redstoneの一族がバルカン半島に住んでいた為?
広告には以下のように書かれていました。
For this is a tobacco that is not just a smoke but a way of living, not just another fill but another outlook,
not just another brand but a bond that links you and your pipe forever to the surname Balkan Sobranie;
これは人生のタバコであり、ただの煙はもなく、異なる感性でもなく、異なる見解でもなく、異なるブランドでもない。
あなたとパイプを永遠に結びつける「絆」が「バルカンソブラニー」なのだ。
現在、味に定評のある Germain社が製造していますが生産が少なく入手が困難です。
<ダンヒル社の終焉>
2017年 BATは葉巻とパイプたばこ事業撤退でダンヒルブランドが廃盤となる。

(2019年1月15日)

海外ではチャラタンブランドで販売しています。



缶の裏に製造年が刻印されているものもあります。
また、マクレーランドは缶に封入後、数年間熟成させるものもあるそうです。
また、ごく初期の物は缶切りが必要です。
2018年2月マクレーランドは廃業を決定した。
・レッドバージニアなどを中心としたタバコに品質低下。
・シリア紛争により、シリア産ラタキアの供給停止
・FDA(アメリカの厚生省)がブレンドたばこ規制を強化し、認可に高額の費用請求があった。

缶の腐食の原因や問題点、風味の劣化などが細かいデータで書かれている文献です。
50年前のカニ缶が美味しかった話など、読みごたえがあります。
「缶詰の寿命とその定義」 森光國(受付1989年11月14日)
安土桃山時代の南蛮文化とかけたデザインですね。
<愛飲銘柄>

藤子・F・不二雄氏は、ヘビースモーカーとして知られ、健康に気を使った女性の友人から誕生日にパイプをプレゼントされたそうです。
「僕なんかねぇ、これだけですよ、これだけ!」とは言わなかったようですが。
<桃山の年譜>
そのため賞味期限表示は行っていないそうです。
1980年末に縦缶から平缶に変更。
(缶での熟成が進み、オリジナルの味かは不明ですが・・・)
他のパイプタバコと比較しても破格の安さだったそうですが、コスパの良さから根強い人気があったそうです。
名古屋の老舗パイプ店フナハシでは、大きな煙草ジャーに桃山IIとボルクムリーフチェリーを半分ずつブレンドしたタバコがたっぷりとあり、一服つかせてくれます。
桃山IIよりはオリジナルに近いそうですが、軽くてパンチ力に欠けるそうです。
また、缶の裏に製造年月らしき数字もありある程度判別できます。
・飛鳥時代
シールの場合初期、印刷されている場合は後期
日本を代表するクラシック音楽の作曲家で「ぞうさん」を代表とるす童謡作曲家としても有名。
エッセイストとしてはアサヒグラフに36年掲載した「パイプのけむり(1964-2000)」全27巻。
1877年ジョン・プレイヤーは、William Wright(1820年創業)を買収し「John Player & Sons」社を興します。
このタバコ葉、英国とドイツで絶大な人気を博します。

代表的なパイプ煙草に「コンドル」があります。

パッキンが割れて乾燥しており、重さは半分以下になっています。
葉からの香りは十分にします。
ごちゃごちゃ書かない所がカッコイイですね。
ベースのヴァージニアが良いのか、たばこ感もあり、なかなか楽しめる風味です。
水色の良く似デザインですが、キャプスタンは発売当初からかなりの人気製品だったそうです。
英国の文献学者JRRトールキン氏(指輪物語)のお気に入りたばこです。

(2017年8月)
イエローに続き、1976年~1979年頃に生産されたキャプスタン・ブルーを手に入れました。
520円の値札があり、1975年まで500円だったので年代判定ができました。
キャプスタンは買収され、1986年にニューキャッスル工場を閉鎖します。
このタバコは、買収前のオリジナルの製造になります。
箱を空けると中敷の紙袋には以下の印刷があります。
「Supreme british pipe tabacco」


ヘイタイプでニコチンも強いですが、風味が豊かな味わいです。
(2019年11月)
1926年デンマーク王室御用達となります。

発売と終売の年はわかりませんが、1930年頃から1970年代まで販売されたようです。
ネットで検索すると1935年に封緘された丸缶の記録がありました。

また、1977年の冊子には角缶の写真がありました。

解説がデンマーク語で良く読めませんが、ヴァージニアが主で微着香かオリエントのようです。
ヴァージニアとバーレー主体で、少量のオリエンタルのアメリカンブレンドと書いてある。

オリジナルの味がわからないでのすが、バージニアらしい甘さとコクの強いたばこです。
小柴胡湯の香りような複雑な香りが加わった美味しいタバコです。