カテゴリー「30.Vauen」の2件の記事

2015/08/28

Vauen LUXUS 4623

Img_1711

「クロス・パイプ・ロゴ」ク刻印がないことから戦後と思われます。
銀環の補強が行われており、この裏にあったのかもしれません。

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「SVJ」の銀環ロゴは、ピーターソンやロウエの等、数本か見つかっております。
海外のBBSサイトで、米国イリノイのパイプ販売業による修理or装飾ではないかと推察していました。

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とにかくこの粘菌のようなブラストがすばらしいです。(お稲荷さんかもw)
シャンクの滑らかなラインも見飽きる事がありません。

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 ・全長:140・ボウル高50mm
 ・外径:40mm・内径:23mm・深さ43mm
 ・重量:43g

ホワイトorグレースポットは外れています。
幅広リップでジャーマンバルカナイトはかなり咥えやすい。

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外観:5
感触:4(咥え心地)
味:4(ラタキア)

大振りでたっぷり詰めて吸うのにもってこいです。
ラタキアとオリエントの甘さが、かなり強く出ます。
火消もにくく、映画でもみながらじっくりすうのに、とても良いパイプです。

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Yahooオークションの商品紹介

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VAUEN LUXUS 4623 Sandblast 銀環 Bent Dublin ヴィンテージ

■ 商品詳細   
ご覧戴きありがとうございます。
パイプのお好きな方やコレクター・稀少価値の分かる方等居られましたら、ぜひ宜しくお願い致します。

Vauen(ファウエン)は現在もドイツを代表する大御所のパイプメーカーで、9ミリフィルターのシステムを持つパイプを世界で始めて開発したメーカーとしても有名です。

1848年にカール・エレンバーガーとカール・オーグスト・ジナーが現ドイツ連邦バイエルン州ニュールンベルクでパイプを作ったのが始まりで、当時、欧米では盛んに万国博覧会が開かれるようになり、多くのパイプメーカーはメダルを獲得するために自社製品の品質、デザインの向上を図り競い合っていました。

その結果、ファウエンは1873年ウィーン万博で初のメダルを獲得し、1876年アメリカ・フィラデルフィア万博ではついに金メダルを獲得しました。
その後、1882年ニュールンベルク、アムステルダム、セントルイス、1906年ニュールンベルクの万博ですべて金メダルの栄誉に輝きました。

更にその後、1909年にブランド名「Vauen」が誕生しました。

そしてファウエンの上級グレードのステムロゴにはホワイトスポットを採用していますが、ダンヒルと同じためトレードマーク使用権論争が起こり協議の結果ダンヒルに軍配が挙がり、ファウエンはドイツ国内とオーストリア国内での販売のみホワイトスポットの使用が認められ、他国輸出の際はライトブルーまたはグレーのスポットにすることで決着されました。
実際、ファウエンの採用は1911年、ダンヒルは1912年からなので疑問の結果となりました。

※ 当出品はドイツ国外販売なので、グレーのスポットが埋め込まれてます。

Vauenは造語で、発祥地の地名「Vereinigte Pfeifenfabriken」と「Nuremberg」の頭文字から取り、「V」の発音「VAU」とNの発音「EN」を足して「VAUEN」としました。

1910年代の終り頃、「理想的な健康パイプ」として世界中のメーカーがフィルターやシステムパイプを開発している中で、VAUENは1921年に簡単なペーパーフィルターを採用した最初のメーカーとして名を馳せました。

その後も研究を進め、1934年に更に進化させた9mm直径の「Dr.Perl」なる世界初の活性炭フィルターを開発し、1968年以降の総てパイプモデルには、このフィルターを活かすコーネックスシステム(円錐状のダボ孔)が装備されています。

このフィルターは毎年約1億5000万本の製造出荷となり、ファウエンのパイプビジネスは第五世代社長の現在も大成功を収めています。

製作年代については残念ながら手前に文献や資料がないため特定できませんが、戦前に打たれていたクロス・パイプ・ロゴ刻印がないことから戦後以降になるとまで分かってますが何時までかも分かりません。
Vauenのホームページを確認したところ、このグレードは現在製作されてないようです。

当パイプの銀環にはロゴマークが打刻されておりますが、意味が不明です。
また最後の画像でも分かる通り、ダボ口にはクラック等がないので修理のための銀環でなく装飾用だと分かります。

シェイプNo.は「4623」ブラストを掛けたダブリンのベントシェイプで、シャンクには銀環が施され、9mmフィルター装着可能のコーネックスシステムを持つサドルビットのステムが装備されてます。

それにしても当パイプのブラスト紋様、無骨でクラッギーな凹凸ではありますが、高級ステーキのサシを思わせる美味そうな紋様です。

琴線に触れましたならば、ぜひ前向きにご検討戴けたら幸甚に存じます。
きっと傍に置いておきたくなる、お気に入りの一本になるかと思ってます。

【刻印】

・シャンク裏側:アーチ状「VAUEN」筆記体「Luxus」「4623」

・銀還裏側:「sjv」「盾枠内に木?の紋様」

・ステム上部:グレースポット「・」象嵌

【サイズ】(素人採寸ですが、簡易ノギスと調理量りで測りました。)

・全長:140mm・ボウル外径:40mm・チャンバー口径:23mm・ボウル高:50mm

・チャンバー深:43mm・重量:43g

2015/07/24

Vauen LUXUS 3286

「クロス・パイプ・ロゴ」1934年(昭和9年)~1950年代?の製作になります。

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前々オーナーからは戦後あたりではないかとの事。
第一次大戦後9mmフィルターで世界的ベストセラーになったVauen社ですが、第二次大戦直後の記載はあまりありません。
工業都市ニュルンベルクも相当な爆撃を受けていたにも関わらす、わずか数年で都市が回復しています。
Vauen社にとっては大戦前の資産・流通ルート・市場が役立ち短期で回復できた可能性はあります。

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 ・全長:152mm・高さ50.5mm
 ・外径:39.5mm・内径:20mm・深さ42mm
 ・重量:49g

大きく、分厚いブライヤーで、ホワイトスポットが堂々と鎮座しています。

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マウスピースは薄くいですが、ジャーマンバルカナイトの咥え心地は素晴らしいです。
グレインで左右一面バーズアイが埋め尽くされており見ごたえがあります。

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外観:4

感触:5(咥え心地)、4(エアコントロール)

味:4(英国ミクスチャ)

全オーナーからはオイルキュアリングされている可能性があり、ダンヒルに負けないとの話がありました。
確かにボウルからはナッティな香りが立ちが良く、後半にぐっと来る感じはキュアリングを感じさせます。
エッジの効い感じは少なさはコモイのようですが、ねっとり感はなく上品な感じです。
ミクスチャを固めにたっぷりと詰めて吸うと、味に変化があり飽きが来ないパイプです。

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Yahooオークションの商品紹介

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当パイプ、オールドダンヒルに施されたオイルキュア味を知ってる方が味わったら、きっと??となるかと思います。
まさに黄金時代のダンヒルを髣髴させる喫味だと自分には感じます。
(フィルターなしの状態において、感じた感想です。)

注:美味いとか美味くないは個人差の感覚ですが、これはオールドダンヒルに似た味わいを醸してるようだと理解して下さい。

このVauen(ファウエン)は現在もドイツを代表する大御所のパイプメーカーで、9ミリフィルターのシステムを持つパイプを世界で始めて開発したメーカーとしても有名です。

1848年にカール・エレンバーガーとカール・オーグスト・ジナーが現ドイツ連邦バイエルン州ニュールンベルクでパイプを作ったのが始まりで、当時、欧米では盛んに万国博覧会が開かれるようになり、多くのパイプメーカーはメダルを獲得するために自社製品の品質、デザインの向上を図り競い合っていました。

その結果、ファウエンは1873年ウィーン万博で初のメダルを獲得し、1876年アメリカ・フィラデルフィア万博ではついに金メダルを獲得しました。
その後、1882年ニュールンベルク、アムステルダム、セントルイス、1906年ニュールンベルクの万博ですべて金メダルの栄誉に輝きました。

更にその後、1909年にブランド名「Vauen」が誕生しました。

そしてファウエンの高級グレードのステムロゴにはホワイトスポットを採用していますが、ダンヒルと同じためトレードマーク使用権論争が起こり協議の結果ダンヒルに軍配が挙がり、ファウエンはドイツ国内とオーストリア共和国内の販売に限りホワイトスポットの使用が認められ、それ以外の国外輸出の際はグレースポットにすることで決着されました。
実際、ファウエンの採用は1911年、ダンヒルは1912年からなので疑問の結果となりました。

※ 当出品はドイツ国内販売のパイプで、稀少なホワイトスポットが象嵌された高級グレードの「LUXUS」です。

Vauenは造語で、発祥地の地名「Vereinigte Pfeifenfabriken」と「Nuremberg」の頭文字から取り、「V」の発音「VAU」とNの発音「EN」を足して「VAUEN」としました。

1910年代の終り頃、「理想的な健康パイプ」として世界中のメーカーがフィルターやシステムパイプを開発している中で、VAUENは1921年に簡単なペーパーフィルターを採用した最初のメーカーとして名を馳せました。
その後も研究を進め、1934年に更に進化させた9mm直径の「Dr.Perl」なる世界初の活性炭フィルターを開発し、1968年以降の総てパイプモデルには、このフィルターを活かすコーネックスシステム(円錐状のダボ孔)が装備されています。

このフィルターは毎年約1億5000万本の製造出荷となり、ファウエンのパイプビジネスは大成功を収めています。

製作年代については残念ながら文献や資料がないため正確には特定できませんが、社名ロゴマーク、グレード名・グレードロゴ、クロス・パイプ・ロゴ等から、おおよそですが少し年代を絞れるようです。

当パイプにおいてはシャンクに「クロス・パイプ・ロゴ」が打刻されており、このロゴマークは戦前の1930年代から1950年代だと言われてます。
それと「9mm」フィルター仕様が採用されたのが、1934年からとなりますので1934年から1950年代あたりでしょうか。

前オーナーからは戦後あたりではないかと聞いておりますが、事実確認が取れてませんので参考程度に留めて下さい。

シェイプNo.は「3286」スムース上げの極太シャンクビリヤードで、ステムは9mmフィルター装着可能のコーネックスシステムが装備されてます。

それにしても当パイプの紋様の美しさ、近代のファウエンにはなかなか見られない見事なクロスグレインを纏ってます。
ところどころに埋めやサンドピットが見られますが、特別意識しなければ見事なバーズアイやグレインに目を奪われ、気にならない程度だと思います。
そしてヘヴィシャンクのビリヤードにホワイトスポット、そこへオイルキュアの喫味とくればオールドダンヒルと勘違いしてしまうほどです。

琴線に触れましたならば、ぜひ前向きにご検討戴けたら幸甚に存じます。
きっと傍に置いておきたくなる、お気に入りの一本になるかと思ってます。

【刻印】

・シャンク左側:「VAUEN」筆記体「Luxus」

・シャンク裏側:「3286」「クロス・パイプ・ロゴ」

・ステム上部:ホワイトスポット「・」象嵌

【サイズ】(素人採寸ですが、簡易ノギスと調理量りで測りました。)

・全長:152mm・ボウル外径:39.5mm・チャンバー口径:20mm

・ボウル高:50.5mm・重量:49g・チャンバー深:42mm

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